折から確定申告が始まっている昨今、自民党国会議員の裏金問題に対するクレームが税務署に殺到している。当然ですよ。企業から寄付金として政治団体が貰った金の一部をキックバックとして議員個人に配り、議員はそれを申告せずに黙ってポケットにいれてしまったわけですから、所得税法違反です。つまり脱税です。これは言語道断‼️しかしこの事を「個別のことだから」という言い訳で国税庁が告発しないのはおかしい。自民党国会議員は何をやってもいいのか?私だって怒ります。
なぜ申告せず、使い道も明らかにしないのか? 政治活動に使ったのなら堂々と言えばいい。言えないということは、ヤバいことに使ったからと思われても仕方ない。私はたぶんこれは統一教会への選挙協力報酬に支出していたのだと思う。安倍政権以降の自民党は政権与党としての求心力が弱く、選挙で勝つのは苦しかったのだと思う。だから統一教会の支援を仰ぐという「禁じ手」に手を染めたのではないか。
政治家自身に政治家としての実力がなく、故に魅力もなく、その結果有権者の支持が集まらないというのは、今の政界の与野党すべてに当てはまる。歴史を振り返ると、こういう時には往々にして白馬の騎士のように、スーパースターが突如現れて国民からの圧倒的な支持を集めるということもあった。しかしナチスのヒットラーのように多くの人々を地獄に道連れにした例もあるので、必ずしもそれが良いとは言えないのだが、そういう救世主のような人材が一向に現れず、毎日地を這うようなうじうじした生活に明け暮れてしまうのも問題である。
とりあえず、今回の裏金問題で名前が挙がっている国会議員は一旦、議員辞職してもらい、岸田政権は暫定政権として、国民に信を問う総選挙を実施すべきだ。もちろん受け取った裏金は雑所得としてちゃんと税金を払ってもらわなくてはいけない。経費だというのであれば、ちゃんと明細を提出しなくてはいけない。
