金利のこと | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

最近株の値上がりが派手ですが、一方で金利の動向はほとんど触れられていません。去年一時は1%に向かってかなり上がり始めたのですが、結局息切れしてしまい、今は0.58%ぐらいで低位安定してしまっています。

日本人にとって今大事なのは株より金利です。私は金利は経済の脈拍だと思っています。だからゼロ金利は死んでいるも同然。0.58%なんて低すぎる。これではお金という血液が全身、すなわち日本中を元気よく巡らない。それは経済が停滞していると言うことです。

大企業は好決算で儲かっていますが、大企業は既に生産拠点をアメリカなどの海外に集中させていて、現地人をたくさん採用しています。海外事業で得たお金は国内には持ち込まず海外に再投資しています。だから日本国内にはお金が還流しません。その結果、国内の従業員の存在意義も薄れてきて、賃金も上げません。これではいつまでたっても国内のお金が勢いよく経済を回すわけがありません。つまり空回りしているばかりで景気回復には向かいません。株価が高騰しているのに景気が良くならないのはそう言うことなのだと思う。

国内の需要を増やさないとダメなんです。今のアメリカが景気がいいのは国内需要が旺盛だからです。だから中国人の消費なんて当てにしていない。日本人はお金をたくさん持っていますが、将来が不安なので消費に回そうとはしません。賃金と雇用を増やせば安心してみんなお金を使います。そうなれば国内需要は大きく膨らみ、内需によって企業の収益が増えるはず。その結果、国内への投資が儲かるということになり、銀行からお金を借りても国内投資を増やすことになる。当然金利は上がります。でもそれ以上に高い収益が期待できる。これが当面の目標です。