日本テレビのドラマ「ブラッシュアップライフ」を人から勧められて、Netflixで見ました。全10話ですが、見始めるとあっという間に全話見てしまいました。見終わっての感想は、まず「面白い!!」
そしてバカリズムの作品というこに驚きました。どうしたらこんなにユニークな着想のドラマが書けるのか、と感服してしまいました。主人公役の安藤さくらもいい味出しています。
私が一番びっくりしたシーンは、主人公が交通事故で他界してあの世に行き、そこにある「案内受付」という窓口を訪れるシーン。そこにはバカリズムがふんする窓口係の男がいる。そして主人公に向かって「あなたの次の命はグアテマラの大アリクイです」と告げる。いやあーこれはショックですよ。それが嫌ならもう一度やり直すこともできる、ということで主人公は同じ人物をもう一度生きることにする。ここが実に面白い。ただし人生で徳を積んでこないと、次もまた人間に生まれ変わることができないので二度目は必死に生きようとする。同じ人生だから筋書きはわかっているので、あらかじめ違う行動を計画して徳を積もうと努力する。こんなことを繰り返すのですが、後半の方では、主人公以外の人物にも、もう何度も人生をやり直していることを告白しあう。このドラマを見ていると奇妙な気分になります。
私がもし自分の人生をもう一度一からやり直すことになったら、と考えてみたのですが、やはりいろいろ考えてしまいます。何を学んでくるべきだったのか、仕事は何を選ぶべきだったのか、お金をもっとためておくべきだったとか、どんな家を買うべきだったのか、とかいろいろと。でも現実には、やり直すなんてことはできないのでしょうから、人生は一度だけと思って毎日をちゃんと生きることが第一なんだと思います。
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