NHKの「ダーウィンが来た」で雑草のことを取り上げていました。いつもは動物がテーマなのに珍しいなと思いついつい見ていました。「植物観察者」という人が居るんですね、その人の案内で番組が進んでいきます。よく「雑草のごとくたくましく」と例えられますが、本当に凄い、というか恐ろしいほどの生命力があることが分かりました。
中でも一番驚いたのが「ドクダミ」のこと。ドクダミはどこにでも生えますが、もの凄い繁殖力で邪魔になります。そこで一気に刈り取るのですが、その後一か月もしないうちにまた元の茫々とした茂みに戻ります。原因は地下茎が残っていることなのですが、実はこの地下茎を根こそぎ引き抜いてもまた生えてくるという。それはなぜか? 刈り取ったときの茎の一部が地面にころがっているだけで、そこから芽が出てくるのだそうです。恐ろしい繁殖力です。
そこまでたくましくなくてもいいと思うのですが、生き物の生存競争というのはかくも熾烈なものかと改めて思い知りました。