昨日、ジャニーズ事務所での性加害事件に関する第三者委員会の報告がありました。大方の予想通りの内容を、元検事総長という立派な方が淡々と報告していました。「社長は辞任して、ジャニーズ事務所は解散的出直しをするべし」全く同感です。そもそもこの事件はあまりに異常すぎて、子供には説明できません。しかしジャニーズは子供たちを集めてタレントに仕立てるということをしていたのです。こんな酷いことはないです。
記者会見の場でも質問されていましたが、マスコミの責任問題も大きいと思います。持ちつ持たれつの関係があったからマスコミは追及できなかったというのは理由になりません。問題にせずに、沈黙を保っていたからどんどんエスカレートしたのだと思います。
とかく芸能界では昔から男女を問わず性を利用した闇営業が噂されてきました。本人が望んでも、望まなくても、人権尊重の観点からは一切許されません。またマスコミは少し前に発覚したビックモーター事件でも、もっと前から不正の事実を知りながら、CMの大口顧客だからという事情で、あえて踏み込まなかったという大罪を犯しています。
いったいマスコミとは何なのでしょう。報道という使命を果たしているのでしょうか。最近はネット情報に押されてテレビ業界は苦境に立たされているといいますが、それでも国民に対する影響力は計り知れないものがあります。それを仕事として扱う者たちは、よく覚悟を決めて臨んでもらいたい。視聴率を取るために報道をしているんじゃないのだと。
