万太郎は東大の田邊教授に嫌われてしまい、東大植物学教室への出入りを禁じられてしまった。そのため研究が出来なくなってしまった。しかしそこにはもう一つの影があります。万太郎の学歴が小学校中退だということ。このことが常に万太郎にとって大きなハンディになっています。あんなに植物の研究に長けているのに、学歴が無いというだけで、何も認めてもらえないというのも変な話です。
学歴社会というのはつまりこういうことなのか、と改めてガッカリしてしまいました。世の中には立派な学歴をお持ちなのに、アホな人も大勢います。その人の本当の価値を見る習慣がない日本の社会はこうして段々と落ちぶれてきた。肩書や学歴だけでその人の価値を決める習慣はもうやめよう。

一流大学受験の為に予備校や塾に通い、多大な時間とお金を使うくらいなら、英会話を習得して欧米などの海外に行って勉強するほうがよっぽどいい。