3月末以来、約2ケ月間の無職生活も、ようやくあと3日で終わります。そう思うとちょっと寂しい気もしますが、なかなか職が決まらず将来の生活に不安を覚えていた日々を思い起こせば、また働けることの喜びの方が大きいですね。
本日の「どうする家康」は長篠の合戦の前夜でした。身内の謀反が勃発して徳川家はまだまだ不安定です。そんな中、井伊虎松が家康の家臣として迎えられる。後の井伊大老はここが出発点だったんですね。
瀬名の変心がうかがえる。この先、瀬名が武田と通じているという噂から重大な局面を迎えるのですが、本当に家康の身辺はいつ何が起こるか分からない。こんな時代は恐くて生きたくないです。
昔、ウィスキーのCMで野坂昭如が「みんな悩んで大きくなったぁー」と歌っていたのを思い出しました。そう、悩むことで成長する。家康は強くはないが故に、あらゆる局面で「どうする?」と判断を迫られる。この繰り返しの中で、決断力が強くなり、統治能力が研ぎ澄まされて行ったのかもしれません。
私事で恐縮ですが、私は人生で3回も転職しました。キャリアアップを狙って転職したのではなく、転職せざるを得ない苦しい状況に追い込まれて必死に職探しをしてきました。そしてどういう会社に応募するか、誰の援助を頼りにするか、希望年収などの採用条件をどうするか、最終的に入社するかしないか、こういう決断は全て自分で決めてきました。
自分が何もしなければ誰も助けてはくれません。自分で動かなければ有益な情報には巡り合えません。だから何度も悩むのです。しかし悩まないと進まないのです。そういうことを体験しました。
