夕方のテレビで「蛙化現象」の話を説明していました。聞きなれない言葉なので興味があり見てみました。正直言って俄かには理解不能です。ネットで調べてみると、「ずっと相手のことに好意を抱いていて憧れていた相手が、やっと恋愛成就してこちらを振り向いて近づいてきたらなぜか嫌いになった」みたいな話で、これが今の若者が本物の恋愛が出来ない理由なのだそうです。SNSやLINEではうまく付き合えても、実際に相手と向き合うと気持ちが変わるということでしょうか。
これは私の説ですが、子供のころから放課後は塾や習い事に塩漬けの生活をし、家族みんなで夕飯を食べることもあまりない。さらに友達と一緒に遊ぶことも無い。つまり人付き合いの経験が乏しい生き方をしてきた結果、文字を介して交流することには長けていても、相手の顔を見て、手を握ったり、肩をたたいたりみたいな、実物と対することが苦手なために、こういう現象が起きるのではないでしょうか? 更に新型コロナウィルスでマスクをしたり、個食、黙食、外出制限などにより、一層その傾向が顕著になったのかもしれない。
例えば「恋愛経験」というのは大切だと思います。人を好きになり、付き合いたいと願う。そのためにいろんな方法で相手に打ち明けようと頑張る。そうしてめでたく恋愛関係を築いたら、それはそれで楽しい日々を経験する。万一相手が振り向いてくれなくて失恋したら、悲しいけれどまた別の人との出会いを待つ。かく言う私も結婚するまでに、何人かの女性とお付き合いした経験はあります。相手に振られたこともあるし、こちらから別れを告げたこともある。今となっては甘酸っぱい思い出に過ぎませんが、若い頃に経験したことがその後の人生に微妙に影響します。
スマホで経験するより、実際に会って経験することをお勧めします。
