「舞いあがれ!」の主人公、舞ちゃんのお兄ちゃんは、東大在学中から投資の世界に入り、卒業後はリーマンショックを予見したカリスマファンドマネージャーとして有名になった。しかし、本日の回で「インサイダー取引の疑いで逮捕される」なんてことだ!!! このインサイダー取引という罪は非常に重くて、5年以下の懲役か、500万円以下の罰金。しかしそれ以上に厳しいのは、もう投資の世界では働けなくなるということ。だからお兄ちゃんはここで挫折を味わうことになる。しかし、この話は舞ちゃんの生き方とは関係ないこと。そこまで重大な罪にする必要があるのだろうか?
そもそも投資世界では、ファンドマネージャーの実力もさることながら、その時の運にも大きく左右される。金融マーケットというのは、ひとつの理論が確立されているが、実際には必ずしもその理論に乗っ取って動くとは限らない。例えば現在は、新型コロナウィルスとロシアのウクライナ侵攻によってマーケットは大波乱の展開をしているが、新型コロナウィルスもウクライナ侵攻も、投資理論には出てこないアクシデントだ。そんなことを投資家が予想できるわけがない。
