今年の春のセンバツ高校野球の出場校が決まったというニュースを見ました。その中に部員が13人しかいない徳島県の城東高校がある。21世紀枠で選ばれた。この高校には女子のマネージャーがいて、練習で選手に対してノックをしているそうです。今回甲子園出場に際して、この女子マネージャーが試合前の練習でノックをすることに関して、規則に反するので出来ないのだという。えっ!なぜ?
私は知らなかったのですが、甲子園球場は女人立ち入り禁止の場所なのだそうです。選手としてはもちろん、練習の手伝いやボール渡しなど、とにかく甲子園の土を踏んではいけない規則になっている。まるで大相撲の土俵のようなもの。この21世紀の時代に「21世紀枠」で選ばれているのに、女人禁制で縛られると言うのは、いかにも時代錯誤。甲子園での高校野球は毎年日本人にとっては大きなイベントとして期待されているのに、なぜ女人禁制なのか? まったく理解できない。これまでもこの規則を見直してほしいという働きかけが数多くなされてきたが、特別に許可されたことはあっても、規則の改正はなされていない。海外の人からは、島国日本らしい因習としか見られないでしょう。男女差別の象徴とされないためにも即刻見直すべきだ。
