知らなかったです | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

昨日のブラタモリを見て、善光寺の歴史を初めて知りました。私は何を隠そう、5歳から11歳までの幼少期に長野県の安曇野に住んでいたことがあります。小学校ではあの有名な「信濃教育委員会」の教科書で学び、県歌「信濃の国」を唄って育ちました。しかし善光寺がどのような経緯で長野に建てられたのかなどの歴史については一切聞いたことがありませんでした。ところが昨日のブラタモリでは途中で、そのいきさつを語る絵巻を紹介し、簡単に歴史を説明してくれたのです。

そもそも善光寺は本田義光(ほんだよしみつ)さんという普通の人(庶民)が建てたのだということでビックリ仰天です。なぜそのようなことになったのか?ここからが本題です。その話の内容は、NHKの再放送かNHKプラスでご覧ください。

要するに阿弥陀如来が現世に姿を現し、「私には救わなくてはならない者がいる」と言って、日本に来て本田義光と遭遇します。当時はまだ飛鳥時代です。聖徳太子もお会いになったのですが、阿弥陀如来は「あなたではない」といい、本田義光を見つけ出して、彼の家がある信州に来ます。そのころ、義光の家では弟が亡くなり、地獄にで苦しんでいました。阿弥陀如来はその弟を救い出し、生き返らせたそうです。そのことから本田義光は阿弥陀如来の仏像を善光寺として祀ったということ。その後、源頼朝が善光寺を大切にして鎌倉幕府を築いたことから、善光寺を味方に付ければ武将として権力の地位を得られると信じられ、武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らの名だたる大名が善光寺を自分の守護神としようとします。

その結果、最初は信州の小さなお寺に過ぎなかった善光寺は、長い月日を経て全国的に有名なお寺となったということです。

それにしても実に数奇な運命をたどっています。阿弥陀如来というのは仏教では最上の地位にあるマスターで、宇宙のかなたに居るということになっています。その阿弥陀如来がわざわざ現世に降りて来て信州まで来たという話にはただただ驚くばかりです。だから善光寺が最古のお寺だと言う意味が初めて分かりました。