【追記あり】今週の「ちむどんどん」 | 今、私が考えていること

今、私が考えていること

毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

信用金庫への返済金40万円を入れた封筒をお店のカウンターに置き忘れるというシーンがありました。なぜか暢子は鶴見のあまゆで信用金庫の担当者と会い、そこで手渡す気だったようですが、ここがおかしいのです。元銀行員の私に言わせていただければ、融資の返済金を金融機関の店舗以外の場所で、しかも現金で受け取るということは絶対にありません。置き忘れたお金を矢作が盗んだんじゃないかという話を作るためにこういう筋書きにしたのだと思うけど、返済金は指定された返済口座への振り込み、または送金しかできません。これでは高利貸しの街金ですよ。信用金庫に大変失礼な話です。

 

それよりもっとおかしいのは、突然沖縄から母とネーネーがお弁当を作って上京してくるところ。そのお弁当はネーネーが苦労した沖縄野菜の料理。これはこのシーンで使うためだったのか、まあそれはいいですよ。問題なのは、それを食べた暢子が「ああ、これだ」と言って、お店の再建の糸口をつかんだことになるところ。具体的に説明してほしい。

(ここから先は追記しました)

暢子は「東京の人の口に合うように作ってきたけど、沖縄の本来の味を忘れていた・・・」と発言しています。一見なるほどと思いますが、それがお店が不振になった原因なのでしょうか? その逆をやって客が来なくなったという話はよくあります。例えば中華料理やインド料理など現地の人たちが食べている味付けでは日本人が美味しいと感じないこともあり、それを日本人の味覚に合わせることでみんなが食べるようになった。だから東京の人の口に合うように作っていることが悪いわけではない。そこに沖縄の本当の味わいをうまく馴染ませるところが料理人の腕前なのだと思います。つまり、東京の人にもわかる、本物の沖縄の料理。だとすると、料理人が肝心なのです。なのに肝心要の暢子は妊娠している。そこがなんともちぐはぐです。ここで暢子に活躍してほしい。矢作はサブに徹してほしい。