労働者が会社から去っていく | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

コロナが蔓延してロックダウンなどにより一時的に職を失った人たちや、在宅勤務での働き方が定着したなどにより、最近、労働者と会社の間に距離が出来ている。その距離感が実は新たな働き方を考えるきっかけとなったようだ。もう会社では働きたくないという労働者が増えているそうです。それはホワイトカラーもブルーカラーもエッセンシャルワーカーもみんな同じ傾向が出ている。

例えばアメリカでは、ごみ収集業務の職員がどんどん辞めてしまい、賃金を大幅に引き上げてもなかなか来てもらえないそうです。また、ホワイトカラーのエリート社員たちは、一旦は会社に入社して働くけれど、30代で退職して自分で会社を作ったり、一人で働いたりする。こうしたことが理由でアメリカでは賃金がかなり上昇してしまい、それがコストアップの大きな要因となって、結果的に物価高を引き起こしている。

 

一方、会社では残業、ノルマ、人間関係、希望しない転勤、単身赴任など、結構厳しい環境にさらされるのは昔から当たり前のことだと思われてきた。それでも歯を食いしばって働いていれば将来出世して偉くなれると信じていたから、なんとか付いて来たが、リストラやロックダウンで簡単に首を切られてしまう現実を経験して、もう我慢の限度が来たのかもしれない。会社で働かなくても食べていける世の中になってきたから、そっちの方向に行く人がふえるのも無理はない。企業の経営者はよく考えて欲しい。「いつまでも就職希望者が沢山押し寄せてくると思うなよ!」

 

最近こういうことを考えていたら、私は会社の帰りにJRの駅のホームで電車待ちをしていた時、ふと、将来こんなことになるんじゃない?と思ってしまいました。

「東京の山手線は11両編成の電車が約3分間隔で来るが、将来、ひょっとして3両編成で、1時間に3本しか来ない時代が来るのではないか?」と。