先日「ザ・フード」というアメリカのTV番組をAmazonプライムで観たという話を書きました。
あまりの感動と衝撃に、未だに私は興奮を禁じえません。これは全て実在の巨大食品会社の設立以来の経緯を取り上げた番組。トマトケチャップのハインツ、コカ・コーラ、ミルクチョコレートのハーシーズ、ミルキーウェイやスニッカーズ、m&mなどのマース、コーンフレークのケロッグ、ゼネラルフーズ、冷凍食品のバーズアイ、ハンバーガーのマクドナルド、フライドチキンのケンタッキー。どれをとってもイノベーター(革新者)達の類まれな探求心、商品開発への執着心、そして事業拡大への野望が強く印象付けられる。こんな経営者がゴロゴロしているアメリカという国は凄い。逆に日本にはこういうイノベーターはほとんどいない。
それともう一つ、食品というものが、如何に人々の生活を支えるエネルギーとして大きく貢献しているかということを改めて思わされた。「たかがチョコレート、されどチョコレート」。
第二次世界大戦でアメリカ兵たちは軍が用意した食料を持って戦地に向かった。十分な栄養を補給できたのはこれら食品メーカーのバックアップがあったから。そして終戦後、アメリカ兵達はチョコレートやコカ・コーラを日本の子供たちに惜しげもなく分け与えた。それが戦後日本に広まるきっかけにもなった。歴史の中にビルトインされた食品の役割を痛切に感じる。
是非、日本の経営者に見てもらいたい。