ロシアのウクライナ侵攻に思うこと | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

日に日に戦禍が拡大する一方のウクライナ情勢。

プーチンの暴挙により、ウクライナ国民が命の危険にさらされている。アメリカなど西側諸国を中心に経済封鎖でロシアを追い詰めようとしているが、ロシアには石油、天然ガス、金、農産物、水産物、森林資源など資源が豊富にあるので、ロシアを経済的に窮地に追い詰める前に、西側諸国や他の国の方が、困ってしまう可能性がある。

欧米がウクライナに援軍を送ったら、第三次世界大戦になり、核戦争勃発もありうるので、確かに対応が難しい。もう一つの問題は、中国の存在。中国は、旧ソビエト(現在のロシア)とは犬猿の仲だったけれど、今は習近平主席とプーチン大統領は、反アメリカという点で立場が一致していて、中国はロシアのウクライナ侵攻を批難していない。このような関係のきっかけを作ったのは、アメリカのトランプ前大統領かもしれない。米中貿易戦争でトランプは中国を徹底的にやり込めた結果、米中の対立は決定的になってしまった。もう少しクレバーな方法を取れなかったのだろうか。いずれにしても中国がロシアの側に付いてしまっている以上、アメリカは手も足も出ない。プーチンはそのことをわかっていて、事前に習近平の了解のもと、今回のウクライナ侵攻に踏み切ったのてばないかと思う。もし、ウクライナ侵攻を成功させたら、習近平は中国による台湾侵攻に踏み切るのではないかと言われている。台湾はウクライナ情勢を見て、いざという時に、アメリカは援軍をよこさないと分かったから、急いで国防態勢を強化している。

そうなると日本は大丈夫なのか?台湾と沖縄は目と鼻の先。幸か不幸か、沖縄には米軍基地があるし、日本はNATOには加盟していないが日米安全保障条約を交わしているので、いざという時にはアメリカが助けてくれるはず・・・だから、大丈夫だと思うけれど、今のアメリカは、アフガニスタン撤退の例もあるように、突然、全面撤退!なんてことをやりかねない。いよいよ日本も国防問題を真剣に考えなくてはならない。ちなみに、旧ソビエトは太平洋戦争で日本が無条件降伏した後に、日ソ不可侵条約を勝手に破棄して日本に宣戦布告、軍事侵攻してきて、北方領土を不法に占領してしまったという過去がある。

果たして、日本は憲法第九条の戦争放棄だけで平和を保てるのだろうか?