私の親は躾に厳しかった。
そんな父親からは、
「能ある鷹は爪を隠す」という言葉で、
謙虚さを美徳として教えてられた。
私はそのことを守って、ずっと生きてきました。
しかし、大人になってから
謙虚であることは本当に良いことなのか?と、
疑問に思うような局面に立たされることが多くなりました。
それは例えば、
「・・・・、いいえ、私にはとても出来ません」
と謙遜すると
「あっ、そうなの。じゃダメですね」と
バッサリ切られてしまう。
私が謙虚なものの言い方をしているということが伝わらない。
その字面のとおりに受け取られてしまうことが多い。
まるで外人と話しているようです。
だから下手に謙遜していると、どんどん負けてしまう
むしろ、ハッタリをかましてでも、自分を売り込まなくてはならない。
もはや日本人の奥ゆかしさというものは失われてしまったか?
いかにも、世知辛い世の中になったものだと
失望します