うちのインコさんは8月22日生まれです。
うちに来たのは10月のはじめで、その頃にはもうひとりでご飯も食べられたくらいだったのですが、ここのところ一段とお兄さんっぽくなって、ときどきびっくりするようなおしゃべりや歌を聞かせてくれます。
私の家の玄関には、ずっと前にクローゼットを処分した時に、父がそれに付いていた鏡を外して、壁に取り付けたものがあります。
厚さ5mmくらいで、ふち飾りも何もないただの縦長のものなのですが、最近、インコさんがそれを見つけてしまい、バタバタと玄関に遊びに行くようになってしまっていました。
止まるところも、つかまるところも無いので、ただ鏡の前をくるくる飛びまわるだけ。
ちょっとかわいそうだと思いながら、でも、玄関で遊ぶのは飛び出してしまったりしたら危ないので、部屋から声をかけたり、電気を消したりしていたのですが、昨日はインコさん、それでも粘って、とうとう鏡の厚みの5mmくらいのところにへばりつくように止まっていたの。
その恰好があまりにおかしかったので、手を鏡の前に出して止まらせてあげたら、くるっと私の方を向いて、「タスカッタ」って言いました。
びっくりして、母を呼んで「助かったって言ったよ~」と言ったら、今度は母に向かってまた「タスカッタ」!
インコさんに向かって「助かった」なんて言った覚えもないし、どうしてだろうって二人で考えたのですが、分からず、でも、確かに「タスカッタ」って言ったよね~なんて話してその時はそれでおしまい。
でも、夜母が洗濯をして、私がそれを干し終わったあと、母が「助かった、ありがと」って言ってハッと気づきました。
母も私も「ありがと」の前にそういえば「助かった」って良く言うかも・・。
枕詞みたいに何も考えずくっつけていたみたい。
気づいてみると、そういえば私は職場でもそう言っているなと今日思いました。
インコさんがいやいや部屋に帰った時にも、きっと「助かった、ありがと」って言っているのよね。
だから覚えてしまったのでしょう。
インコさん的には「ありがと」って感じでしょうか。
「オイシカッタ~」はときどき言いますよ。