文章プロデューサー大竹ひろこです。

2018年9月23日(日)私はアメリカ、ニューヨークにおります。

 

 

ニューヨークで感じたことを時系列に書こうとしていましたが、そんなことを気にしていると、次から次へと起こる現実に追いまくられてしまうことに気が付きました。

 

 

なので、思ったところをバラバラ記事にしていきます。

 

 

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マンハッタンのとあるギャラリーにて。

 

 

私はFacebookグループ内で、期間限定!「ブログ1記事を15分で書く」トレーニングを毎日行う部活動!【ブロトレ部】という部活動を運営しております。部員が毎日書くブログを、ぶちょーの私が読んで一言コメントをする、という活動です。

 

ブロトレ部はこちら

 

 

ある日の部員の記事に、こういう記事があり、

 

記事内で、彼女はこういうことを書いていました。

 

 

さて、今年も残り100日となりましたよ。

facebookの「過去のこの日」でも同じことを呟いていました。

…成長が、ない(笑)

 

 

これを成長がないっていうのかな?と思ったので、記事に対するコメントをつけました。すると彼女からコメント返しがきたので、そのやり取りをここで紹介します。

 

 

 

 

そうなんですよ。

 

 

※以下、全ての日本人・アメリカ人がそうという意味ではありませんが、わかりやすくするため、あえて「日本人」「アメリカ人」という枠を使って書きます。

 

 

 

「やらねばならない」

 

 

この言葉は、良い意味で捉えられることは少ないですね。「自分の気持ちにふたをして、周りに合わせなければならない」という意味合いで使われることが多いのではないでしょうか。日本にいる時はどちらかというと私もネガティブな意味合いで捉えていましたが、ここニューヨークに来て、その考えに変化が起きました。

 

 

「やらねばならない」

 

 

この考え方、この概念は、そもそも日本人の根底にある考えなのではないかと思うのです。そこに善悪はなくて、ただ単に「そうである」というだけのことで、だからこそ「日本人の根底にある」という表現をしたわけです。

 

 

そういう考えを根底に持って海外に出ると、「あれ?世界はそうじゃないの?」と驚くんですよね。私の場合、初めて訪れた国がアメリカでしたので、アメリカとの違いを強く感じました。それこそ教育の差で、アメリカでは自己主張せえ、と習うわけですから、日本人のような考えを持つ必要性がそもそもないわけです。

 

 

日本人とは真逆の考えを持つアメリカ人に触れて、「ああ、日本人とは違うのね」と理解する。そこで次に、「〜しなきゃダメ!」と言われない環境にいる場合、「自分は何がしたいのか?」という日本人にとっては恐怖の疑問符を投げかけられた時の対応について考えるのです。わかりますか?恐怖ですよ、恐怖。「自分で決めること」がどれだけリスクの高いことか、それをすごく感じるのです。

 

 

この記事でも書いたように、例えば鳥の唐揚げを買いに行って、「羽の部分を3つ」とか、「胸肉のこの部分だけを5つ」とか、日本ではそんな買い方はしないわけです。鳥の唐揚げの店に行き、「3つください」と言えば、3つの鳥の唐揚げが手に入るのです。なのにアメリカでは手に入らない。どの部位を何個くれ、そう言わないと買えないのです。

 

 

日本人のあなた!これって、恐怖だと思いませんか?とにかく、何でも、「お前は何がしたいんや?」そう聞かれ続けるんですよ。「ここはこうだからこうしてね♡」というやさしいルールがないのですよ!

 

 

そうなんです!ルールがたくさんあるということは、すご〜く安心で、安全で、そして楽ちんな世界なのです。ニューヨークに来てそれに気付いた時、日本という国のありがたさを感じました。友達に聞いたところ、日本人は世界中ほとんどどの国にも行くことができるし、信頼されるし、歓迎されるし、ということらしいのです。それにもすごく納得がいったんですよね。きれい好きで大人しくて、だけどしっかりその国にお金を落としていく日本国民。そりゃあ歓迎されますよね。善良な日本国民です。

 

 

日本にいれば私たちは、だいたいのことを「決めずに」暮らすことができる。これについて一つ例を挙げると、「親の敷いたレール」という言葉がありますよね。この言葉自体がどうこうではなく、「さて、あなたはそのレールに乗りますか?」そう聞かれた時、日本人の多くはその疑問すら感じない、ということです。だから日本人には「やらねばならない」という考えが起きるわけです。

 

 

だからといって、そういう日本人の考えが悪いのかというと決してそうではなく、「老舗」が生まれる背景にはこの考えが根底にあると考えられます。これは世界でも珍しいこと。その証拠に、全世界を対象にした調査の結果、老舗会社ランキングで日本が首位独占しているのです。これはすごいことですよね。歴史が古いことの他、「長く続く」文化であることを示しています。

 

 

結局、物事は一長一短、いいところもあれば悪いところもある。表裏一体なのですよね。日本にいる時は考えもしなかったのに、ひとたび世界に飛び出せば、こんな事実に気付いてしまう。

 

 

初めての海外旅行で知った、外から見た日本。そして中から見るアメリカ。アメリカと言っても私はニューヨークのブロンクス・マンハッタン・ブルックリンの一部しか見ていません。

 

 

もっと知りたい。日本との違いを私は知りたい。そんな欲がムクムクと湧き上がってきています。来月にはハワイに行くので、また違ったアメリカの姿が見られるのでは?そんな風に、私は大いに期待しているのです。