豚カツ(カツレツ)の由来とは⁉️ | 台湾で起業して頑張る中高年オジサンの徒然

台湾で起業して頑張る中高年オジサンの徒然

天安門事件(1989年)には北京に駐在、その後、広州、北京、シンガポール、台北、上海と中華圏を30年間渡り歩き、2019年9月無事にサラリーマン定年退職。これを機に台湾台北で起業、第二の人生を奮闘中。中華圏ベテランオジサンの目線で見た日々について綴ります。

早いもので、イタリア旅行から台湾へ戻りひと月経とうとしています。最初の1週間は時差ボケが抜けず妙な時間に眠く成ったり、就寝時間中も途中で目が覚めたりでした。そして、初めての長期間の旅行のせいで疲労から来る身体のだるさも抜けなくて困りました。

 

さて、台湾へ戻り最初に食べたのがお握りで、次にソーメンでした。しかも連日でしたが、デパ地下の日系うどん屋さんで売られているかき揚とちくわ揚げのみを買ってソーメンと一緒に食べました。麺つゆにちょい油が絡んでこれが旨い。パスタやピザも偶には良いけど、やはり私は日本人だと実感しましたね。

 

さてこの日、なかなか食べられなかった“豚カツ”を戴きました。ミラノでは“ミラノ風カツレツ(Cotoletta alla Milanese)”を食する予定でしたが、滞在先S系ホテル内の無料ラウンジ飯で済ませたので、残念ながら食べられませんでした。




この料理、12世紀には教会の司祭料理メニューとして存在した仔牛のカツレツで、文献資料にも残されているそうです。豚カツ同様に材料にパン粉をまぶして揚げ焼きする伝統料理なのです。


そしてこのCotolettaと言う単語が後に日本語のカツレツと呼ばれることになるのですから、食文化も歴史同様に面白いものです。ちなみにこの日のお店のメイン料理も牛カツだそうです。

 

ところで、Cotolettaには甘いイタリアントマトが付け合わせとして欠かす事ができないのですが、日本の豚カツには誰が決めたかキャベツ以外は考えられないです。


そしてどうせ豚カツを食べるのならば、カロリーのことを一切気にせず、ヒレでなくロースを私は選びます。キャベツがお替り自由とくれば多少のカロリー過多もなんのその、野菜不足と食物繊維も摂れて一石二鳥です。


イタリアではトマトのお替り自由はないでしょうが、キャベツならば最初はソースで、次は胡麻ドレッシングで、最後は野菜系ドレッシングとバリエーションも豊かに食べられます。

 

若いころならば、豚カツふた切れと最初のキャベツでご飯をお替りしたものですが、さすがにこの歳になるとご飯は一膳で充分です。それでも心もお腹も大満足です。