シンプルな鲁肉飯が好きだ❣️ | 台湾で起業して頑張る中高年オジサンの徒然

台湾で起業して頑張る中高年オジサンの徒然

天安門事件(1989年)には北京に駐在、その後、広州、北京、シンガポール、台北、上海と中華圏を30年間渡り歩き、2019年9月無事にサラリーマン定年退職。これを機に台湾台北で起業、第二の人生を奮闘中。中華圏ベテランオジサンの目線で見た日々について綴ります。

小学校と中学校はどちらも給食でしたが、高校に進学すると学食もない県立高校でしたから昼食は母親が作ってくれた弁当でした。当時は一番の食べ盛りでご飯を弁当箱にぎゅうぎゅうに詰め込んでくれましたね。

 

数ある弁当の中でも豚挽き肉を甘辛いショウガ醤油で煮込んだそぼろご飯が好きでした。黄色い甘い炒り玉子とのコントラストが色鮮やかで、思春期の男子高校生としては何となく少し気恥しかった記憶が有ります。

 

さて・・・

 

今思うとこの肉そぼろご飯は、台湾の国民食“鲁肉飯”の原型だったのではないかと思います。もし将来的に台湾を離れて別の場所で暮らすことになったとしたら、美味しい台湾料理は数多くありますが、“鲁肉飯”は別格でまた食べたくなるに違いないと思います。日本におけるカレーみたいな存在かもしれませんね。(ちなみに、私の最後の晩餐はカレーと答えます。)

 

ところで、台湾ではもともと農耕民族の方が多く、その理由で牛は農耕仕事に大事な動物だとの認識から牛肉を食さない一般人も含めて割と多いです。ですから、台湾では肉と言えば豚肉を指すのです。

 

場所やお店により煮込んだ挽肉ではなく大き目に切った豚肉をど~んと載せて“しなちく”や“高菜”、或いは、煮卵と一緒に食べる“鲁肉飯”も存在しますが、私はやはりシンプルに挽肉のみ方が好きですね。