頭痛持ちの方へ | 台湾で起業して頑張る中高年オジサンの徒然

台湾で起業して頑張る中高年オジサンの徒然

天安門事件(1989年)には北京に駐在、その後、広州、北京、シンガポール、台北、上海と中華圏を30年間渡り歩き、2019年9月無事にサラリーマン定年退職。これを機に台湾台北で起業、第二の人生を奮闘中。中華圏ベテランオジサンの目線で見た日々について綴ります。

NHKの朝の情報番組で頭痛改善と市販の頭痛薬の正しい飲み方についての放送を拝見しました。私は頭痛持ちではありませんが、故母親は私の記憶の中では市販の頭痛薬が手放せないひとでした。自分では片頭痛だと言っては、しょっちゅう市販の鎮痛剤を服用していました。

 

50歳直前のあるとき、いつもの片頭痛が鎮痛剤では治まらないので、近所の係り付けの町医者に行きました。其処で風邪の症状と診断されましたが、その数日後に大激痛となり“クモ膜下出血”を発症して倒れました。

 

今から40数年前のことです。幸い脳外科医がいる病院に緊急搬送されました。其処で当時としては最先端の脳血管が破れた個所をクリッピングする8時間にも及ぶ大手術をして一命を取り留めました。

 

その時の外科医からの説明では、そもそも脳内血管が詰まり易い体質だったらしく、其処にこぶができて破裂したらしいのです。若い時からの片頭痛(或いは、緊張型頭痛)と勘違いしていたのは実は群発頭痛で、それが原因でした。市販の鎮痛剤では痛みは一時的に麻痺して緩和されただけなのでした。

 

故母親はそれ以降、意識の回復までに数か月間を要しました。その為にリハビリを兼ねた病院生活を更に1年近く過ごすことにはなりました。普通並みの生活と海外旅行ができるまでにはなりましたが、それでも身体は随分と不自由で病院通いは一生涯続きました。

 

頭痛の原因は色々とあるようですが、皆様の中に頭痛持ちの方がいれば是非早めの脳神経外科での検診をお勧めします。今の医術水準であればMRI画像で有る程度それが予知と予防処置もできるはずですから。

 

ちなみに、放送では片頭痛と緊張型頭痛の症状の場合に一日1回及び週2回までの鎮痛剤服用で鎮痛効用が認められなければ、症状に合っていないそうです。或いは私の母親の様に重篤な原因かもしれません。そして、鎮痛剤使用過多による頭痛(MOH)の場合もあるそうです。