小田和正を久し振りに拝見しました! | 台湾で起業して頑張る中高年オジサンの徒然

台湾で起業して頑張る中高年オジサンの徒然

天安門事件(1989年)には北京に駐在、その後、広州、北京、シンガポール、台北、上海と中華圏を30年間渡り歩き、2019年9月無事にサラリーマン定年退職。これを機に台湾台北で起業、第二の人生を奮闘中。中華圏ベテランオジサンの目線で見た日々について綴ります。

『あれはあなたが好きな場所、港が見下ろせる小高い公園。あなたの声が小さくなる、僕は黙って外を見てる ~♪』

 

オフコースと言うグループの初期の名作「秋の気配」の出だしです。最初にこの歌を聴いたのは、浪人生の頃でした。大学予備校の同じクラスの友達がオフコースを好きでこの曲が入ったLPレコードを借りた記憶が有ります。

 

当時はブリティッシュロックばかり聴いていてフォークソングとかニューミュージックとか言われる世界には全く興味も無かったのです。ですからLPを借りて聴きもしないで返すのも面倒だと思いましたが、せっかく予備校まで持参した級友にも悪いので借りることにしました。

 

暫く放置しておいたのですが、何気にレコードに針を落としてみたら最初の印象は何となく黄昏そうな歌詞で横浜外人墓地の港が見える公園付近のことを歌っているだなと神奈川県民である私は直ぐに理解しました。

 

それにしても当時はロッドスチュワートみたいな“しゃがれ声”に憧れていたので、メインボーカルが何とハイトーンな声帯の持主なのだろうと声の主に驚きました。それが小田和正でしたね。それから私が大学在学中にあれよあれよと言う間にヒットを連発してビックグループになったのはご存知の通りです。

 

90年代のTVドラマの金字塔「東京ラブストーリー」、携帯電話が無い時代の恋愛物語で今見たら考えられないほど妙な男女の遣り取りとすれ違いが起きるドラマです。その主題歌「ラブストーリーは突然に」はミリオンセラーでした。

 

この時期、私は中国北京に駐在中でしたが、日本で誰かがTV録画したビデオカセットテープが駐在員に持ち回り拝見するのが密かな楽しみでした。重要な場面になると曲の出だしでギターカッティングが印象的なチャカチャーンと鳴るのが思い出されます。

 

そんな小田和正氏も御年76歳になったそうです。HNKで彼のコンサート模様のドキュメンタリー番組で元気な姿を拝見しました。顔つきは確かに年取ったなと感じましたが、あのハイトーンの歌声は健在で番組中でも「ラブストーリーは突然に」を息も切らせずに歌っていましたから驚きです。

 

いつまでも元気にコンサートで歌い続けて貰いたいシンガーの一人です。