小学校2年生の時の話。
道徳の授業だったと思いますが、
小学生とそのお父さんが一緒にお風呂に入っている話でした。
お父さんは機械とか油とかを扱う工場で働いている設定だったと思いますが、
「朝早くから夜遅くまで仕事をしているお父さん。一緒にお風呂に入るといつもお父さんから機械や油の匂いがするんだ」
とか書かれていました。
(確かそこで終わってたと思います)
そんな文章に関して感想を書きましょう
という内容でした。
私は当時、
「臭かったらかわいそうだな」
と書いて提出しました笑
でも周りの人はけっこう長い文章を書いていたので、
「自分こんなんで大丈夫かな」
と不安になりながらも、結局それで提出しました。
しばらくしてその紙が返ってきて、
先生からのコメントは
「そうですか」
の一言のみ笑
「あれ?やっぱり自分の書いた感想は正解ではなかったのかな」
と不安になって、周りの子の紙を見たら、
「お父さんの匂いはたしかにきつかったかもしれないけど、それは自分達のために一生懸命仕事をしてくれた証拠なので、私も感謝しようと思いました」
みたいな文章が書かれていて、
それに対する先生の赤ペンのコメントも長々と書いてあったので、
「あー正解はこんなんやったかー」
と。
「臭かったらかわいそうだな」
しか頭に浮かんで来なかった自分が恥ずかしくなりました笑
でも今になって思うと、
「臭かったらかわいそうだな」
と書いた当時の自分は何も悪くないと思います。
そもそも文章を読んだ感想に
「正解はあるべきではない」
と思うし、
自分は未だにこの文章を読んだ時の記憶として
「えらく匂いのことが書いてあるな」
と思ったので、
今思うと、
「匂いのワードに惑わされずに、お父さんへの感謝というワードが導き出せるか」
というテストだったのかなあと思ったりもします。
「感想を書くように」
と言われましたけど、結局
「その授業で取り扱う「こう思うべきだ」という正解を書けた人が褒められていた」
という気がしたので、
今思うと「こう思わないといけない」という押し付けが残念な授業だったなと思います。
そして自分の中でこの時の出来事は
「先生に失望されてすごくショックだった出来事」
として深く残っているので、
こんな経験もあったから
「(先生に気に入られる)答えを求める」
ようになったのかもしれませんね。
誰かの何かの参考になれば🙏
最後までお読みいただきありがとうございます^^