「恩返しとか別に求めてないけど」と思った話 | ぽんずのブログ

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バレーボールを中心としたスポーツ、音楽を中心とした芸術、日常で感じた事など、マイペースに綴っていきます

私は1年間高校教員をやっていました。

 

年度末になると、それぞれに退職を伝えたりするのですが、

当時高校2年生のある生徒が、

「先生がおらんくなったら俺無理や」

と言う生徒がいました。

 

その生徒は自分のことをすごく慕ってくれているのは自分も分かっていたし、

「そんな話聞いていいの?」

と思うような相談もたくさん受けていたので、

その言葉は嘘ではなかったと思います。

 

けど結局自分は退職して、

彼も無事高校を卒業したので、多分大丈夫だったと思います笑

 

自分が退職して数年経ったある日、

偶然LINEでやり取りする機会がありました。

 

彼はもう社会人で、

事業を立ち上げて人も雇用していたりしていました。

 

その時に、

「俺、先生にはめちゃくちゃお世話になったから、恩返しがしたいねん」

「なんかやりたい事とかあったらサポートしたい」

など言われました。

 

その時に私が思ったこと。


「恩返ししたいって思う気持ちは嬉しい」

「恩返し=プラスになること やろうから、何か頂けるなら頂く」

「でも別に恩返ししてほしいとか求めてないよ」

「あなたが『恩返ししたい』っていう欲求を満たすことも否定しないし、何かしてくれたら僕は喜ぶと思う」

「でも僕はあなたが『やりたい事が出来て生き生きしてる』とか、『元気である』方が僕にとってはよっぽど幸せ」

「『先生に恩返ししたい』が足かせになるのであれば、それは僕にとっては幸せではない」

 

という話をしました笑

 

それで相手はどう思ったかは分かりませんが、

「恩返ししてほしい」

と思ってなかった自分は、

「どういうことをしてくれるの?」

と聞くのもめんどくさかったので、

それ以上自分からその話を引っ張ることはしませんでした笑

 

以前ある指導者と選手の会話で、

先生「君はどうして日本一を目指すの?」

選手「恩返しがしたいからです」

先生「「恩返ししたい」は「自己中」」

というやり取りを聞いていて、

 

実際自分が

「恩返ししたい!」

って言われて初めて、

「あーこういうことか!」

と思いました。

 

私は過去に、

「身近な選手がいい結果を残したり、いいプレーをしても嬉しいとか思わない」

ことがよくあって、

「その人が喜んでる姿を見て幸せを感じる」

という感じ。

 

また

「その結果に対してどう思う?」

と尋ねた時に、本人が

「良かった」

と言うまで喜べないみたいな笑

 

あとはスポーツ選手とかだと、

「ケガをしているのに無理してまでプレーをすることは、僕にとっては全然幸せではない」

「自分の好きな人が自分の身体を壊しにいくのは見るに堪えない」

とか思います笑

 

そういう自分に対して

「自分って何かしら感情が欠落してるんかな?」

「これでいいんかな?」

とか思っていましたが、

最近

「それが普通か」

と思うようになりました笑

 

「自分軸」とか「信念」について最近考える機会があり、

誰かの何かの参考になればと思い、綴ってみました(^^;

 

最後までお読みいただきありがとうございます^^