《室礼》〜「七夕の室礼」櫻撫子スタイル 「竹筆」と有職の「梶の葉飾り」〜 | 包み結び 櫻撫子のブログ

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明日7月7日は、七夕の節供🎋。

 

今回は、先生のお宅にお伺いしてのお稽古はできませんでしたが…

 

珍しい「竹筆」や有職の「梶の葉飾り」をしつらって楽しんだ、

 

自給自足の櫻撫子スタイルの室礼のご紹介でございます♪

 

〜竹筆をしつらっての七夕の室礼〜

 

 

盆果  梶の木、桔梗(白、紫)、河原撫子、小茄子、竹筆、糸枠、梶紙

    五色の短冊

 

盛り器 長板、花器

 

〜桔梗と撫子に彦星と織姫を重ね…〜

 

今回の花材は、全員我が家のルーフバルコニー育ちの植物たちでございます。

 

ポット育ちの小さな梶の枝を生けてみました。

 

梶(かじ)は、七夕の日に織姫の元に向かう彦星の舟の舵(かじ)に例えられたり、

 

和歌を書いた梶の葉は、和紙の梶紙の原料となるもの。

 

紙が貴重だったその昔、

 

梶の葉を和紙代わりにしたの?…などと、妄想は膨らみます💦

 

そして、河原撫子と紫色の桔梗は、織姫と彦星の見立てに。

 

〜竹筆〜

 

この茄子も我が家でとれた子💕

 

お稽古事の師匠から拝領した竹筆。

 

煤竹?の先を細く割いて、筆状にしたもの。

 

普通のお習字に使うというよりも、荒々しいタッチを楽しむ筆となりますね♪

 

〜竹筆の包み〜

 

穂先はこのように包まれて、保護されています。

 

〜竹筆の包みはエコ❣️〜

 

穂先を包んでいるのは、筍の皮、留め結ぶ紐も筍の皮で作られたもの♪

 

まさにエコの賜物ですね💕

 

〜有職造花「梶の葉飾り」〜

 

雲上流の五節供の飾りの一つ「七夕」でございます。

 

他の五節供の飾りは、熨斗飾りなのですが…、

 

こちらは梶の葉と五色の紐だけのモチーフ。

 

壁に飾るのではなく、盛り物として使ってみました。

 

〜梶の葉飾りの室礼〜

 

 

盛り物  梶の葉飾り、糸枠、鹿の巻筆、梶紙、小茄子

 

盛り器  長板

 

梶の葉の色があまりにも鮮やかで、「ザ・公家✨」みたいな感じでしたので、

 

ちょっと雅な盛り物にしてみました。

 

元々平安時代には短冊に願い事を書く習慣はなかったようで…

 

七夕の日には、梶の葉に七夕に因んだ和歌を書いたというお話…

 

短冊に願い事を書くようになったのは、江戸時代からだそうでございます。

 

〜梶の葉飾り 其の二〜

 

梶の葉飾りを壁にかけて、五色のかせになった糸を添えました。

 

しかし、鮮やかな梶の葉ですね。

 

昔の薄暗い部屋の中では、このくらいの色でないと映えなかったのかもしれません。

 

私の七夕の願い事は、

 

「日々、穏やかな心で過ごしていけますように…」

 

 

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