《室礼》〜「端端午の節供」籠玉の見立てを添えて〜 | 包み結び 櫻撫子のブログ

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5月5日は「端午の節供」。

 

元々は、梅雨の季節に向けて、菖蒲やよもぎの香りで邪気を払う行事でした。

 

今年の旧暦の端午の節供は、6月10日でございます。

 

先日の室礼のお稽古からのご報告。

 

〜「端午の節供」の室礼〜

 

盆果   菖蒲、蓬、赤ピーマン、茄子、枇杷、榊、柏餅

 

盛り器  長板、籠玉の見立て、懐紙

 

私には、今年3歳になる男の子の孫がいます。

 

ところで、女の子の孫は「孫娘」というけれど、

 

男の子の孫は「孫息子」とは、言わないですね〜。

 

なぜゆえに…?

 

その男の子の孫が、元気に健やかに育つことを願った室礼と致しました。

 

〜盛り物拡大図〜

 

 

 

この時期に実を成す枇杷、そして茄子に、

 

物事が実を結び、成しえますようにとの願いを込めて…

 

〜菖蒲と蓬〜

 

我が家のマンションのバルコニーで育てている菖蒲と蓬で山野の景色を…

 

菖蒲の根は、生命力溢れて素晴らしいものがあります。

 

しっかり地面に根を張って生きるということや、

 

土の中の先人との繋がりを感じたりすることも❣️

 

〜籠玉の見立て〜

 

こちらは、私が作成した「籠玉」の見立て。

 

鯉のぼりの竿の上、矢車の上にある、金色でクルクル回る丸い球体は、

 

今日では「天球(てんきゅう)」などと申しますが、

 

昔は、そこには籠が付けられ、中に松や榊、柏などの神聖な木が活けられ、

 

神様の依り代として飾られていたそうです。

 

これが、「籠玉」(他にも呼び方はあるようです)。

 

その意味は、「ここに男の子がいますよ」と、神様にお伝えすることだとか…

 

祇園祭の鉾の上にも同じようなものが…

 

残念ながら、今回の籠玉は時間切れで、まだ試作段階でございました。

 

先生からも「違和感があると」のご指摘を受けました〜💦

 

〜籠玉と鯉のぼりの室礼〜

 

籠玉に見立てたものに、松、柏、榊を入れてみましたが…⤵︎💦😿

 

次回は、納得のいく籠玉を作ってみたいと思います。

 

〜先生の手直し〜

 

最後に先生の一手が右の菖蒲と蓬に入りました…

 

現在、初心者の方に基本的な室礼の講座行っているので、

 

どうしても基本の形の室礼から抜け出すことができません😿

 

この壁を超えられるのは、何時でしょう?

 

私の室礼の試行錯誤は続きます…

 

 

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