《室礼》〜「立春」の室礼「立春大吉」、今年は「年内立春」〜 | 包み結び 櫻撫子のブログ

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早いもので、本日2月3日は節分。

 

そして明日の2月4日は、立春でございます。

 

今年の立春は「年内立春」

 

年内立春とは、元旦の前に立春が来ること。

 

今年の立春の2月4日は、旧暦の12月25日。

 

今年の旧元旦(旧暦1月1日)は、2月10日ですので、

 

2月10日の旧元旦が来る前に2月4日の立春が来てしまいました。

 

ちなみに昨年は「新年立春」

 

昨年の旧元旦(旧暦1月1日)は、1月22日で、立春2月4日なので、

 

1月22日の旧元旦の後に、2月4日の立春がやって来ました。

 

そして旧元旦と立春が同じ日になるのが「朔旦(さくたん)立春」

 

とてもめでたいことだそうです。

 

旧暦(太陰太陽暦)を使っていた昔は、お正月の前後に立春が来ていました。

 

だから「立春正月」などとも…

 

〜「立春大吉」の室礼〜

 

盆果  立春大吉のお札、藪椿の花、春蘭、文旦、蕗の薹、古木

    お多福豆の形の和菓子(鶴屋吉信 福ハ内)

 

盛り器 長板、花器

 

立春大吉のお札を供え、春の訪れである立春を祝う室礼と致しました。

 

立春大吉は、禅宗のお家の門に貼るお札の文句とか…

 

大きな柑橘である文旦は大吉の見立て。

 

春蘭(シュンラン)から春を

 

同じく藪椿(ヤブツバキ)の椿の漢字からも春を

 

小さな蕗の薹からも春の訪れを…頂戴致しました。

 

そして鬼が去り、福がやって来たので、福豆の形の和菓子を山盛りにしつらえました。

 

和菓子は、鶴屋吉信の「福ハ内」でございます。

 

〜右上からの景色〜

 

 

ちょうど、椿の花がほころんでくれました。

 

椿は切り花にしてしまうと、なかなかつぼみが開いてくれない難しい花です😿

 

春蘭は、根洗いをして力強い生命力を表してみました。

 

〜お多福豆のカタチの和菓子〜

 

鶴屋吉信の「福ハ内」。

 

特製の桝に見立てた木箱に入っているのも嬉しいですね。

 

福の焼印もついてますよ♪

 

春蘭の根元には、蕗の薹。

 

〜古木の使い方〜

 

古木の使い方を教えて頂きました。

 

古い椿の古木から新しい枝が出て花を咲かせている…という見立てでございます。

 

流木は使ってはいけないとのご指導でしたが…

 

流木と古木の見分け方が、まだまだわかりませ〜ん😿

 

 

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