私が所属する山根折形礼法教室では、都内の中高一貫の女子校で、
中学生に折形の授業を行っております。
私もお仲間の方々とご一緒に、中学1年生から3年生の授業を担当していますよ♪
今回ご紹介したのは、お金を包む折形の「紙幣包み」。
「略式紙幣包み(三つ折り)と「半紙内包み」の2種類。
「紙幣包み」
中学生の皆様方は、和紙でお金を包んで人様に差し上げるという事は、
まだ経験のない事だと思いますが…
お年玉やお小遣いを頂く事が多いと思うので、ちょいと質問❣️
「お正月にお年玉、どんな風にもらうの?」
「お金をそのまま剥き出してもらったの?」と聞いてみたところ、
ポチ袋に入れてもらった、封筒に入れてもらった、などとの返答が…
「お金はそのままもらうより、何かに包んでもらったほうが良いね〜」とのお話から、
日本には昔から、お金は紙などで包んで渡すという、
奥ゆかしい文化があるとのお話をさせて頂きました。
〜「半紙内包み」と「略式紙幣包み(三つ折り)」〜
左が、半紙を使った「半紙内包み」。
紙幣をそのまま包んで、お渡しする事ができます。
借りたお金や、お月謝や会費の支払いなど…
右は、四方紅紙を使った「略式紙幣包(三つ折り)」
こちらは、紙幣を三つ折りにして差し上げる包みで、カジュアルな感じ。
お金以外にも、図書カードなどのプリペイドカードも包めます。
「略式紙幣包み(三つ折り)」は、山根折形礼法教室のオリジナル作品でございます。
そして、私が考案した「小熨斗包み」作成のヒントとなった折形なんですよ♪
〜紙幣包みの外包みと半紙内包み〜
「半紙内包み」は、もともとは水引をかけた外包みの中に入れる内包み。
先人たちは、内包みでお金を包み、そして、水引で留結んだ外包みの中に
内包みを入れて、人様にお渡ししていました。
その点もご紹介して、水引の色や本数、結び方にも決まり事がありますよ❣️と、
さりげなくお伝えして、水引への興味につなげてみました💡
〜様々な半紙を使った「半紙内包み」〜
高級な雁皮の仮名料紙や、ワラの入った藁半紙、
薄い土佐典具帖紙、百均の書道半紙など…
使う半紙によって、こんなにも表情が違います。
中学生には、まだまだお金を包んで使う機会はないけど、
チケットや、シールや、小さなギフトを入れて使って頂きたいですね❤️
いつか大人になった時に、きっと役立つ折形のご紹介でした。
なお、私が所属する「山根折形礼法教室」では、
4月から新規クラスの開講予定があり、受講者を募集中でございます。
ご興味のある方は、山根折形礼法教室までご連絡下さい。
インスタもよろしく♪
@naomi.suda
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