今年の梅雨は、「梅雨の中休み」もなく、毎日鬱々とした雨が降り続いています。
私の書棚、櫻撫子文庫から取り出した一冊の本、ちょっとでも雨の風情について知って頂ければと思い、ご紹介致しますね。
〜「雨の名前」〜
「雨の名前」㈱小学館
著者 高橋順子 佐藤秀明
17年くらい前にタイトルに引かれて購入した本。
ーー乾いた心とからだに 沁みていく 雨は天からの おくりものーー
ちょっと、「銀花」の表紙に似ているかも…♪
久しぶりに読んでみたいと思い、櫻撫子文庫から引っ張り出してきました。
櫻撫子文庫とは、今まで私の琴線に触れたタイトルで収集した本たちの事。
古いものには、江戸時代の伊勢貞丈の「包結図説」や、大正時代の花を包む折形の「はな包み」も…
〜夏の雨〜
四季の雨の中から「夏の雨」について…
いろいろな梅雨時の雨の名称。
青梅雨、暴れ梅雨、荒梅雨、蝦夷梅雨、送り梅雨、男梅雨、女梅雨、帰り梅雨、返り梅雨、迎え梅雨…
梅雨時の雨の名称だけでも、こんなにもたくさん❣️
男梅雨は、ザーッと激しく降っては、サッと止むことを繰り返す形の梅雨。
女梅雨は、しとしとと長く降り続く形の梅雨。
返り梅雨は、梅雨が明けたと思ったらまた戻ってきたように2、3日降り続く雨。
他にも、天泣(てんきゅう)、虎が雨、虹の小便、婆威(ばばおど)しなど、地方に伝わる雨の名前も。
〜まほろば歳時記全3集〜
17年前に「雨の名前」とともに「風の名前」も購入しました。
そして今年、最後の「花の名前」を購入。
これらの本のもうひとつの見所は、表紙と各章の扉に描かれているウサギさんの絵。
擬人化されたウサギさんは、なんとも言えず魅力的💕
鍋倉孝二郎さんという方が描かれているようです。
この方の作品を見たいのですが、情報が少ないようで、残念でございます。
最後に、梅雨時の我が家の天空庭園をご紹介。
〜デュランタタカラズカ〜
〜白キキョウ〜
天空庭園とは、マンションのバルコニーの小さな庭園のこと。
夏の我が家の天空庭園は、白い花や、紫色の花ばかり。
雨の季節が終わりを告げる頃には、アサガオが見頃になるかも…
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