先月のLaLa Clubでのレッスンからのご紹介です。
畳紙・帖紙(たとう、たとうがみ)、そして「たとう包み」って、ご存じですか?
畳紙とは、和紙を折って何枚も重ねて、懐に入れて、メモ書きや鼻紙として使った紙のこと。
または、畳紙を畳むように折って袋状にしたものを「たとう(包み)」と呼んだとか…
昔の方は、この「たとう」で着物を包んだり、結髪の道具などを入れていたそうです。
〜花たとう〜
「たとう」は、包み折り紙の一種として、昔から女性たちに愛用されてきました。
その中でも折り上がったカタチが花のように美しい「たとう」は、「花たとう」と呼ばれたそうです。
たとうの中には、折れた針や糸くずを入れたとか…
〜色々な「花たとう」〜
今回ご紹介した「花たとう」は、簡単なもの。
リバーシブルの和紙(15x15cm)1枚で折ってみました。
千代紙で折るよりも、ぐっとモダンな感じに♪
〜長方形のたとう〜
「たとう」は、正方形だけではなく、種類によっては長方形の紙でも折ることができるんですよ。
この右の長方形の「たとう」には受講生の皆様方の「おお〜❣️」の歓声が…♪
〜全部包んでお持ち帰り〜
小さな「花たとう」を大きな長方形の「たとう」で包んでお持ち帰りに♪
〜紫陽花たとう〜
昔から伝わる「たとう」の一つですが、なんとなく紫陽花の花に似ているので、「紫陽花(あじさい)たとう」と、命名してみました。
今回の受講生の皆様への宿題は、これらの「花たとう」を生活の中でどう使うか?
皆様もお考えくださいませ〜♪
〜花紋折りの本〜
今回「花たとう」の講座を開くにあたり、「たとう」のことを色々調べました。
その中で出会った書籍の一つごを紹介。
民芸叢書第三巻
花紋折り
内山光弘の世界
柳宗理監修・編集
芸艸堂刊
数学的な一定の法則を元にして展開される形は、もう「花たとう」などと呼べる代物ではありません。
もう、圧巻でございましたね。
お時間があれば図書館でぜひ〜♪
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