今年最初のお稽古は水仙の花を活けたお正月の盛り物。
まずは「水仙を引く」お稽古から…
〜「引いた水仙」の花〜
「水仙を引くって」???
〜温室栽培の水仙の花〜
〜この時期の水仙の本来の姿〜
水仙の花を引いた状態
温室栽培の水仙は、花が育って葉の高さと同じになっていますが、この時期の水仙の花(蕾)は葉よりずっと下にあります。
室礼では、この時期に水仙を活ける時は、このように花の茎を下に引いて、この時期の水仙のスガタにするそうです。(水仙を引く)
〜引いた水仙の下の部分〜
この作業がなかなか大変。
途中で茎が折れたり、どうしても花の茎が引っ張れなかったり。
また、ただ引くだけではなく美しい水仙本来の形になるようにねじりながら引くとか…
今後の課題でございます…
〜お正月の盛り物〜
水仙の「水」から「循環」の意味をくみ取り、今年も再び新年を迎えられたことを感謝する盛り物です。
〜「文旦」「ハヤト瓜」「芽キャベツ」のイミは?〜
「文旦(ぶんたん)」は、大きな柑橘なので、「橘」=きつ=吉で、「大吉」を意味します。
「文旦」には「元旦」の「旦」の字が入っているので、何よりもお正月にふさわしい柑橘ですね。
ちなみに「旦」の漢字は、地(水)平線に太陽が登った形を表しているんですよ。
芽が出た「ハヤト瓜」と「芽キャベツ」で明けまして「おめ(芽)でとう」♪
〜欠(か)いた花〜
咲きすぎている水仙の花は、かわいそうですが、欠いてしまいます。
ところで水仙の花びらは6弁なんですよ。
この6弁の花びらは「東 西 南 北 天 地」の6つを表すとか…
〜本日の直会〜
本日の直会は、梅花亭の「白梅」、美味でございました〜
水仙の花の香りで我が家には一足先に春が来たようでございます♪
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