19.ホドロフスキーのDUNE | TSUTAYA江坂南店

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映画化されることのなかった映画史上最も優れた企画書を巡る物語
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は、映画化された‼︎
 
そして映画になれなかった映画は映画となり完結することになった
 
「映画化不可能」と言われた小説、フランク・ハーバートの「DUNE」を原作に、そうそうたる面子をキャスト・スタッフに配し、莫大な予算と、12時間にも及ぶ上映時間を予定していたというその企画は“映画史上最も有名な実現しなかった映画”である
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H.Rギーガーが描き、サルバドール・ダリが演じ、ピンクフロイドが奏で、ホドロフスキーが指揮をとるSF超大作にGOサインを出せる投資家は現れることはなかった…
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正に神の全身を舐め回すような企画を前に圧倒されなかった者はいないが机の上でジャッジできるレベルはとうに振り切れていた
 
1時間半でないとビジネスとして成り立たないと言われれば、12時間と言ったか?なら20時間やってやるよというホドロフスキーは狂気でありビジネスをやりたいわけではなく不可能と言われた”映画”をやりたかったというフロンティアスピリッツが全身から煙を上げていた
 
落とし所をもうけるくらいなら死んだほうがマシであると言わんばかりのDUNEは死に切れず永遠に彷徨い続けようやく不時着を迎えた
 
気付けば多くの映画にも影響を与えていた
 
DUNEとは大ボラ吹きの戯言だったのか?
映画史上最も優れた映画だったのか?
 
それは彼の作品が語っているのではないだろうか
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