夢であってほしいと願うドキュメンタリー
そろそろ暖かくなり始めて気を抜いた京都にて狂ったドキュメンタリーが上映されました
場所は京都の出町座という心地よいミニシアター
スチャダラパーを知る者も知らない者も問題なく見れるライブドキュメンタリーで映画館でやる意味が後々分かりました
多少ネタバレになりますが
あるメンバーはバイブスを更に上げるためとスピリチュアルなカルト新興宗教に走り
あるメンバーはエコを良からぬ方向に加速させ暴走し
あるメンバーはウーロン茶と見せかけてアルコールを大量に混ぜた茶色い飲み物を打ち合わせ中も摂取していた事実が判明するアル中
というカオス状態のスチャダラパーは終着駅の沖縄の海へと泥舟を漕ぎ続けるというビックリマークがいくつあっても少な過ぎる衝撃のドキュメンタリー…
この衝撃の演出の数々は約10年前という早すぎるリリースがなされており当時食いつきが悪かったと語る大根仁監督だが今では満員の劇場で迎えられてモテキ状態
リリーフランキーの登場直後にピエール瀧が登場する凶悪さや、ディジュリドゥを演出に取り入れようとするフラッシュバックメモリーズ、山下監督がテーマ曲を頼みに来るという北区赤羽という壮大な前フリはカンヌに通用しそうです
『恋の渦』にて人間単発でどこまで面白いことができるかを突き詰めた大根仁監督のもっと前からそこは追求されていたという見逃してはならない要チェック作品で勉強不足でした!!!!!!!!