まぼろしの対馬麻 | 対馬シーロード

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国境の島:長崎県対馬市から発信。
朝鮮通信史絵巻の人形300体を制作中。
















     

晴れ晴れ晴れ



対馬麻の紋付き


粗々しい織物の対馬麻はよくありますが、紋付の女性用の着物です。

珍しいものです。100年以上前のものと思われます。

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よく着古してあります。薄い織です。

麻は虫が寄りつかないので、むしくいがありません。

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絵は手書きしてあります。

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絵にする色はたぶん草木からでしょうか。

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見えにくいでしょうが、絵はたぶん絵師が書いたものと思われます。

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家紋 丸に梅鉢と思いますが、女性は家紋の丸は書かないと聞いたことが

あります。対馬には丸に梅鉢の家紋は多いです。

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お嫁に行くとき着物に付ける家紋について。

私が聞いたことですから間違いがあるかも知れませんが。

①母方の家紋を付ける。

②実家の家紋を付ける。

③嫁ぎ先の家紋を付ける。

地方によりいろいろのようですが、対馬は実家の家紋を付けます。



この家紋入りの着物は旧家の現在も、お元気な96才の方から
いただきました。

あまりに貴重なものなので遠慮しましたが、どうしても私に恩があると

言われて、受け取るようにと届けられました。

私は言われるようなことはしておりませんが、奥ゆかしいおばあ様は

私が受け取りやすいように伝言されたと思います。

日本人の美しい心が届きました。大切にして使わせていただきます。