遠出しました。
今日は仕事で美津島、厳原方面に出かけました。

明治33年日本海軍が艦船の通り道として人工的に開削しました。
現在の橋は3代目の橋に当たります。

帰る途中車を公園において、対馬に住みながら初めて橋を歩きました。
「空は青く、万関橋は私を両手広げて抱いてくれる、ああ~いい気持。」

橋を見上げて写真撮りましたが、思ったより撮れません。

橋の上から人工の運河をみる。橋の右。

橋の左側。高いところは足が少し震えます。橋の上は風が有り鉄橋が
微妙に揺れます。ほとんど車が通らず、韓国観光客もいなく私一人。
大型のトラックが通ると橋がもっと揺れます。一人で遠くを見てました。
トラックが止まろうとしたので、普通に歩き始めるとそのまま行きました。
多分。。。私が身投げすると思ったのでしょうか。
(たまにそんな事件があります)

私の実家は車で5分のところです。
対馬の下に行くときは必ずここを通るのです。
「いってきます。」と必ず手をあげます。
「気をつけて、行って来んね」と必ず声がします。
その人たちはこの世の人ではありません。
私の脳裏に焼き付いて離れない、曾祖父や祖父母や両親の声です。

小さな峠から見える海は、子供の時よく遊んだ海です。
小学校の時は学校までが一番遠く、この坂までくると一息つきました。
そしてこの坂のうえから、下の家の子に「えみちゃん学校に行くよ~。」
と湾に響く声で友達をさそいました。
気持ちはその時のままです。でも姿は老婆でしょうね。