〓筑波書房 書評情報〓(日本農業新聞 2023年2月12日号 書評欄に載りました)JCA研究ブックレット 30『農村における農的な暮らし再出発 「農活」集団の形成とその役割』小林 みずき 著・図司 直也 監修 税込価格 825円+税→(https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784811906348)
【内容】
 副題は、「『農活』集団の形成とその役割」。従来の農的なくらしは、都市住民の人びとの関心やニーズを起点として在り方が論議、検討されてきた。ところが、農村地域での住民の農的暮らしというのは、触れられる機会がなかった。農村住民の「農的暮らし」の実態は従来の農村生活からの変容であり、現在の農村が抱えている課題を捉えることができるとする。
 そのため本書では、生活環境として大きく変容した農村社会で、農を営もうとする人びとが家族に頼らず、個人として農や食の技術や知識を習得しようとする取り組みを「農活」として定義し、長野県内の3地区に焦点を当て、考察を進める。JCA研究ブックレット30巻。