さよならロニー | 敦賀明子のN.Y.漫遊記

敦賀明子のN.Y.漫遊記

NewYork在住のジャズオルガニスト敦賀明子の日記です。

友人のオルガニスト、ロニー・ガスペリーニ(Lonnie Gasperini)が天国に旅立ちました。

彼はロードアイランド州在住でアコーディオンの名手でしたが、ドクター・ロニー・スミスの演奏を聴いて人生が変わったそうで、私たちが知り合ったのもドクターロニーを通してでした。奇しくも2人ともロニー。いつもガスペリーニを短くしてアメリカ風に?ギャスと呼んでいました。

ここ数年腎臓透析を続けていたらしく、闘病中のドクターロニーのお見舞いに行くこともできなかったみたいです。

最後に話したのが去年かおととし、ドクターロニーが亡くなって少しした頃だったと思う。

透析を続けながらも演奏続けていたみたいで、一緒に演奏している人に、ICUにいるけどすぐに退院できると思う。来週のギグのドラマーを探さなくっちゃと言っていたらしいです。

 

私がクイーンズに住んでいる頃、確か2005年とかそのくらいの時、ドクター・ロニーがハーレムに家を借りようとしていて、あたしとガスペリーニの3人で借りる話しが持ち上がって、かなーり真剣に探したことがありました。ただ・・・あの2人が借りてくるところって太陽が全く入らない地下とか、とにかくえええーこんなとこ?という場所ばかりで、結局ドクターとガスペリーニの2人で借りたのですが、な、なんと!近所から音がうるさいと苦情が来て(ハーレムですよ・・・それもドクター・ロニー・スミスの演奏ですよ!)

時代は変わったのね・・と思った事も。

 

そして私の母がニューヨークに遊びに来たときに、ロードアイランドまで遊びに行ったこともありました。ほんとに裏表がない、ドクターロニーへの愛とリスペクトが半端ない人でした。

彼がいなくなって寂しいです。本当に寂しい。もう一回演奏聴きたかったな〜

ドクターと3人で馬鹿話しながらオルガン一緒に弾きたかったなぁ

 

今頃は天国でドクターロニーと一緒にオルガン弾いてる事だと思います。

天国で待っててね。

 

 

 

ロニー・ガスペリーニのアルバムです。