土曜日の午後。
家事の合間にスマホを見れば、
珍しく五郎さんのブログ更新の通知
急な番組出演かと慌てて読めば、
「人生歌がある」の野口五郎特集のこと
…五郎さん、今回は皆なにみてほしかったのね。
私は夕飯を食べながら、もちろんリアタイし、
録画もバッチリだったが、
前から不調だった、ケーブルテレビのリモコンがとうとう故障し、
見返せない自体に
サポートに交換を頼んだので、火曜日には届くんだけど、
なんだかタイミングが悪いなあ
さて本日のGORO活は2週間前(1月13日)に放送された、
「人生歌がある」です。
レポートが遅くてすみません
またお正月放送は1日辺り5時間で
見返すのに時間がかかるので、もう少しお時間を下さい。
(能登地震で途中からの放送だった、1日分は、
完全版の放送を検討されていると、番組HPにお知らせがでましたね)
番組は今までメイン司会を務めていた、
五木ひろしさんが勇退され、リニューアル。
メイン司会は伍代夏子さんと藤あや子さん。
そして週替わりで男性ベテラン歌手が、
スペシャルMCになるということで、
今週は前川清さん。
普段はこういうMCのような仕事はされないんだろうなあ。
慣れていないのが丸わかりだったけど、
それが返ってお茶目に見えるのは、前川さんの人徳だな
■推しの11曲
ゲストにイチオシの曲を歌ってもらうコーナー。
まずは福田こうへいさんで「庄内しぐれ酒」
今の季節にピッタリの沁みる演歌。
冬の演歌はこたつで温まりながら、
日本酒を…できれば熱燗で飲みたくなりますね
…熱燗飲めないから、気分だけね
続いては高校生演歌歌手の梅谷心愛ちゃんで「あこがれ橋」
デビューシングル「磐越西線ひとり」のカップリング曲。
編曲が五郎さんともご縁のある、猪俣義周さん。
可愛い見た目からは想像できない、
迫力のある歌声。まだ16才だよね。スゴいなあ。
3曲目は藤澤ノリマサさんで「Yes I do – キスはまだ終わってない」
王道の求愛ソング。
藤澤さんの甘い声があまりにもマッチしていて、
歯が浮きそう
続いては実力派歌手の競演。
クミコさんは「人生のメリーゴーランド」
スタジオジプリの名作映画、
「ハウルの動く城」のメインテーマに、
歌詞をつけたもの。
今は成人している上の姪っ子がこの映画が大好きで、
彼女が幼い頃によく一緒に観ていたが、
こんな楽曲があるとは知らなかったな。
ダ・カーポは「今日がいちばん若い日」
昨年、4月~5月にラジオ深夜便で流れていた新曲。
ご夫婦デュオで作詞は奥様が作曲を旦那様が担当している。
今回はフルート奏者のお嬢様が演奏に参加。
老境にさしかかっている世代のありのままを描いた歌詞と、
優しいメロディとダ・カーポならではの美しいハーモニー。
聴き応えがあって楽しかった
田中あいみさんは昨年3月発売の3枚目のシングル、
「愛の懺悔じゃないけれど」
細川たかしさんのお弟子さんで、パワフルな歌声が持ち味のあいみさん。
歌唱前MCでは師匠の細川さんのことを愛ある弄りでバッサリ。
赤のミニスカスーツがよく似合っている。
楽曲はまるでロックのような編曲なんだけど、
ド演歌という面白い作り。
まるでソウルミュージックを聴いているみたいだった。
藤あや子さんは昨年リリースしたカバーアルバムから、
堺正章さんの「街の灯」
だいぶ編曲を変えてるのかなあ、全く別の曲に聴こえるなあ。
…この曲、簡単そうにみえてスゴく難しいんだな
あや子さんもすごく上手に歌っているのだが、
何か物足りない感じがするのは、
本家本元のマチャアキさんがスゴいんだろうなあ。
●最後の楽園2023
我らが五郎さんはもちろん最新曲の「最後の楽園」
長いイントロの間にステップを踏む、五郎さん
これが見られるのが、この曲のいいところ。
色褪せないドラマチックなメロディに、
あらためて京平先生の凄さを感じる。
ピンクがベースのカラフルなジャケットも素敵。
アルバム「ラスト・ジョーク」の曲は名曲揃いだが、
なぜこの曲をピックアップしたのかというのが、
個人的にすごく気になっている。
三山ひろしさんは発売したばかりの新曲、
「恋…情念」
頑なまでに愛する人へ一途な思いを歌った女歌。
これはまた演歌の王道中の王道だなあ。
どちらかというと男らしく、
サッパリした歌が多いイメージの三山さんにしては、
珍しい曲かなあ。
小柳ルミ子さんはヒット曲「瀬戸の花嫁」
歌唱前のMCでは前川清さんと息の合ったやり取りで、
笑いを取っていた。
ルミ子さんはたぶんあえて原キーで歌っているのだと思うが、
高音の伸びが厳しいかなあ。
このコーナーのトリは前川清さんで、
新曲「あなただけ」
2001年にアルバム曲として発表した曲を
昨年、リアレンジして新曲としてリリース。
作詞・作曲は円広志さん。
片想いの切ない曲なんだけど、
前川清さんらしい真っ直ぐ想いが伝わってくる感じがいいな。
名曲は時が経っても名曲というのは確かだな。
■TRIBUTE TIME 坂本冬美
後半はデビュー、37年目の冬美さんの特集。
冬美さんと言えば、この番組でもながくアシスタントMCを務めていたので、
「本来なら、こっち(MC)じゃないの?」
と前川さんが言うのも無理はないのだが、
今年は35周年の記念公演でお忙しいということらしい。
演歌歌手として「あばれ太鼓」や「祝い酒」などの勇ましい男歌、
「夜桜お七」や「火の国の女」など、熱く激しい女歌を歌いこなし、
さらに「また君に恋している」などのポップスやカバー曲も歌う、
変幻自在な歌い手さん。
トリビュート曲もいろいろで楽しい特集だった。
まずは賑やかな男歌「男の火祭り」
演歌界を引っ張る元気な男子、
三山ひろしさんと福田こうへいさんのコラボ。
そして番組専属のコーラスグループ、
ベイビーブーも華を添える豪華さ。
サビでは冬美さんも一緒にガッツポーズ
いいね、元気になるねえ。
2曲目は梅谷心愛ちゃんと田中あいみさんの
若手女子ふたりのタッグで「羅生門」
これがまた惚れた女をどこまでも追いかける、
気合いたっぷりの難しい男歌。
後輩の気合いの入った歌唱に、
冬美さんも目を細めて、嬉しそう。
「夜桜お七」は艶歌姫つながりの伍代夏子さん。
この歌は何というか、短歌でいうところの「本歌取り」の技法を、
演歌に持ってきたような不思議な曲。
ベースは日本人なら誰もが知っている「さくらさくら」
作曲は三木たかし先生だが、上手いなあ。
夏子さんは情を内に秘めた、しっとりしたカバーで、
冬美さんとは違った感じでこれまた素晴らしかった。
「火の国の女」は公私共に仲良しの藤あや子さん。
火の国…熊本県の名所が随所に歌詞にちりばめられた、
激しくも狂おしく燃える恋の歌。
あや子さんが歌うと、妖しさが加わるなあ。
いやでもさすがの歌唱でした。
仲良しの二人が大ヒット曲を渾身の歌唱で、
歌ってくれて、ちょっぴり涙ぐんでいた冬美さん。
涙腺が崩壊したのは次の曲だった。
●また君に恋している
「いいちこ」のCM曲としてもおなじみの曲。
冬美さんの新境地を切り開いた曲でもある。
この曲を前川清さんと野口五郎さんの豪華コラボ。
お二人ともキリッとしたスーツ姿で格好良さ倍増
1番を前川清さんがストレートに歌えば、
2番を五郎さんが柔らかい変化球で優しく歌う。
サビは前川さんのメインに五郎さんがハモるという、
それぞれの持ち味を活かした歌唱で、
冬美さんの元歌とはまた違った味わいだった。
最後は冬美さんの昨年の新曲「再会酒場」
コロナ渦で我慢を強いられた飲食店への応援歌。
老舗の酒場のおかみさんの割烹着姿が目に浮かぶような、
冬美さんらしい力強くも優しい曲だった。
■喝采をどうぞ
番組の締めくくりの豪華コラボは、
藤澤ノリマサさんのピアノ演奏、
小柳ルミ子さんとクミコさんの歌で「愛の賛歌」
ルミ子さんは想いを歌に乗せているのが、
よくわかる情熱的なアプローチ。
対するクミコさんは情熱をウチに秘めた静かなアプローチ。
対照的な歌い方だが、合わさると曲に厚みが出て、
またイイ感じ。
個人的にはルミ子さんがスタンバイするために、
階段を降りるのにさりげなく手を差し出して、
エスコートする五郎さんが素敵だったなあ
ルミ子さんも当たり前のように、
手を出しているんだもん、相変わらず姉弟みたい。
…歌とは全く関係ないところで感動している私でした。
↓収録楽曲に私のリクエスト曲はありませんでしたが
楽しみにしています。
どこで予約するかはまだまだ考え中(笑)