真昼の月夜の太陽ブッキング「三日月に唄う」に、furani さんがベースの宍倉充さん
( from LARK・断絶交流)と、duo で出演されましたので現地におじゃまして来ました。
当初はTOWのヌエさんとの trio の予定でしたが、
今回は体調不良で叶いませんでしたので、次の機会に期待しましょう。
Live act.
◇ ゆーすけさん (ピアノ弾き語り)
初めての方でした。
♪ Brother ♪ 人生の扉 (竹内まりやさんカバー) ♪ なぁ おっさん など5曲。
オリジナルとカバー曲を、ジャジーに弾むピアノに乗せて歌う。
ブルージーな「なぁ おっさん」は、味わいの有るエールソングでしたね。
◇ MOGAMI さん (ギター弾き語り)
初めての方でした。
♪ いとしくて ♪ JEFFERSON HOTEL ♪ 密会 など6曲。
ガットギターの優しい音色に乗せた、ムーディな楽曲と歌声が実に心地好い。
" j-bossaを創り奏でる " の言葉通り、素敵な沁みるステージでしたよ。
◇ KYOKO さん (ピアノ弾き語り)
昨年9月の代官山以来になります。
♪ タイムリミット ♪ gift ♪ SCORE など4曲。
音大の声楽科出身らしく、クラシックの様な発声がパワフルで深い。
ピアノも歌唱も躍動感タップリで聴かせるのですが、
今回も MC が楽しすぎて曲数は少なめながらインパクト抜群でした。
◇ 岡田淳さん (ギター弾き語り)
22年1月の幡ヶ谷以来になります。
♪ 未知数 ♪ くじらの水しぶき ♪ Spark など6曲。
ロンドン留学もされていましたので、英語詞と日本語詞の曲が半数ずつ。
今回は初期の作品も歌われ、アップナンバーもバラードとも、
切なさが醸し出され聴き入らせてくれましたよ。
furani さんと宍倉充さんは、とりでステージへ。
宍倉さんは楽曲に合わせて5弦ベースで、今回はコーラスもしっかり務めます。
♪ 坂の上のカフェテラス
♪ 鳥かごと教室
♪ くじらの夢
♪ 海底
♪ ヘドロの涙
アンコール
♪ 桜散る
軽快なピアノと低音のベースの響きのコントラストが心地好い、
「坂の上のカフェテラス」からスタート。
軽快さから重い響きに変わる「鳥かごと教室」は重いテーマの作品で、
子供の頃に忘れ物をして来た大人たちへのエールソングです。
一転して、ファンタジックな「くじらの夢」では、宍倉さんのコーラスも優しい。
でも転調を繰り返すので、ピアノもベースも躍動感に満ちていますね。
続いてはいよいよ、furani さんの歌声に導かれて深淵に沈んで行く「海底」へ。
宍倉さんの5弦ベースが本領を発揮し、ベースじゃない様な音色も醸し出す。
次の機会には、ヌエさんのコーラスも重なりあって聴けることを、楽しみにしています。
本編最後は「鳥かごと教室」にも相通じる、重いテーマの「ヘドロの涙」でした。
より一層迫って来るロックハートな表現に、グランドピアノとベースの響きが相乗し、
魂が震わせられますね。
そしてアンコールは、レアな「桜散る」(表記不詳) でしたよ。
furani さんは桜歌は何曲かお持ちですが、こちらはゲームの中の1曲として提供されたそうで、
もちろん音源化もされていませんし、個人的にはライブで聴けたのは初めてだと思います。
時期的にもピッタリで、宍倉さんがコーラスも添えられて、別れと新たな旅立ちへ祈る
エールを送り、ステージは終演となりました。
真昼の月夜の太陽ではよく開催される、男女混成の年齢層も広いブッキングでしたが、
それぞれが明確に個性が違っていましたので、十分に聴き応えが有りましたね。
furani さんは、編成やグランドピアノか否かでもアレンジを変えられるのですが、
今回はご一緒する機会の多い宍倉さんとでしたから、
深みと厚みと響きのベースサウンドが、心から楽しめた6曲でしたよ。
次回確定している宍倉さんとの機会 (07/30) では、 TOW のヌエさんとのトリオが初実現し
楽しめるはずですので、どんな世界が展開するのか今からワクワクしています。
お疲れさまでした。