03/17 王子 Music Lounge 入日茜&しらいしりょうこ | 溝ノ口の山オヤジのブログ

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王子で開催された、入日茜さんとしらいしりょうこさんのツーマンライブ、
春の音楽会 “ 見上げる。”  を聴きにおじゃまして来ました。       
当該企画は2年ぶり開催ですが、その時は来られなかったので、
私は 2019年・北参道での " 6月のクリスマス " 以来の機会になります。

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お二人は当該企画に際し、2014年リリースの共作曲「さよならクリスマス」を
書かれていますが、今回は " 再会 " がテーマの新曲を共作されましたよ。

定刻になり、お二人一緒のステージからイベントはスタートしました。
朗読に続き、そのままコラボから入日さんの歌唱ステージへと進行して行きます。

 ◇ 夜空に泳ぐチョコレートグラミー (町田そのこさん作品)
   ・・ 朗読 しらいしさん / Pf. 入日さん

 ♪ 星空を見上げて ・・ with Cho. しらいしさん
 ♪ 私らしく笑って
 ♪ 月と恋文
 ♪ レクイエムが聴こえる
 ♪ 福の咲くまち
 ♪ 春待ち列車
 ♪ あなたの夢をきかせて
 ♪ マクトゥーブ ~風のうた~ ・・ with Cho. しらいしさん

 

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開幕は、入日さんの Inst. BGM をバックに、しらいしさんの朗読からスタート。
 “ 見上げる。” がモチーフになっている、しらいしさんお薦めの町田その子さんの作品
「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」の一小節を朗読されてから、夜空がテーマの
入日さんの「星空を見上げて」へと、コラボが進んで行きます。
朗読から楽曲への流れが自然で、白石さんのコーラスが実に美しい。
この後は、入日さんのソロ弾き語りステージへと進んで行きます。
穏やかな優しい「私らしく笑って」に続いては、夜空のイメージの「月と恋文」から
昼空のイメージの「レクイエムが聴こえる」へと、少し切ないメロディラインが続く。
故郷・福井にちなむ作品も届けられ「福の咲くまち」「春待ち列車」は、望郷の歌。
終盤は、終わりと始まりのこのシーズンに似合う「あなたの夢をきかせて」を歌われ、
最後はしらいしさんと「マクトゥーブ ~風のうた~」をコラボされましたよ。
「マクトゥーブ ~風のうた~」をコーラス入りで届けられたのは初めてでしたが、
パートによってはツインボーカルになったりと、実に素敵な雰囲気に進化しましたね。

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途中休憩は挟まずに、春の音楽会 “ 見上げる。”  はそのまま、しらいしさんの
ステージへと進んで行きます。

 ◇ はじめての町 (茨木のり子さん詩集)
   ・・ 朗読 入日さん / Pf. しらいしさん

 ♪ Green Heaven
 ♪ 星まち
 ♪ キラキラハルカ
 ♪ Destiny
 ♪ 心恋 -URAGOI-
 ♪ ライラックの花
 ♪ JOURNEY ・・ with Cho. 入日さん
 ♪ 春うらら  ・・ with Cho. 入日さん

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後半は、しらいしさんの Inst. BGM をバックに、入日さんの朗読からスタート。
入日さんお薦めの茨木のりこさん詩集から、 “ 見上げる。” に因んだ
「はじめての町」の一小節を朗読されてから、ソロ弾き語りステージへ。
昨年完成された 5th album「JOURNEY」からの楽曲を中心に、アップに弾む
「 Green Heaven 」やバラード・ブルージーな「 Destiny 」など、多彩に紡いで行く。
「心恋 -URAGOI-」は、しっとり詞のバラードながらピアノが力強い。
終盤は、入日さんとのコラボを聴かせてくれました。
「 JOURNEY 」は Pop に弾む作品で、デュオと言って良いようなお二人。
時を刻む様なピアノの音色も、印象的でしたね。
最後は、お客さんの claps & chorus も参加した「春うらら」で、一旦終了。
女性の気持ちを素直に表現するしらいしさんは、伸びやかなのに低さと太さも
ある歌声の持ち主で、穏やかで明るめのナンバーで魅せてくれました。
ゲームナンバー制作や、踏切で見上げた虹のエピソードなども楽しかったですよ。

そしてクライマックスは、お二人による新作初披露の時間です。

 ♪ 見上げる。(仮)   ・・ Pf. & Vo. 入日さん・Vo. しらいしさん
 アンコール
 ♪ さよならクリスマス ・・ Pf. & Vo. 入日さん・Vo. しらいしさん

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新作は、前作「さよならクリスマス」の別れから10年後の " 再会 " のシーンを描く。
しらいしさんが入日さんへとリードが移り、二人で声を重ねて行く。
" 前作に負けず劣らず切なさ Max " なストーリーでしたが、雨上がりの空の下で
切なくも爽やかに去って行く二人が見えて、またいつか続編が聴けたら嬉しいですね。
もちろんアンコールの要請も有りましたので、最後は定番の共作「さよならクリスマス」を
切なく壮大に歌い上げて、春の音楽会 “ 見上げる。”  は終幕となりました。
 

2時間以上に及んだイベントは、お二人のソロステージもたっぷり、
コラボも6曲と盛りだくさんだし、朗読のコーナーに久しぶりの共作新曲と、
かなり贅沢にお二人の歌声とハーモニーを聴かせてもらえました。
あえて色分けすれば、" 静 " の 入日さん・" 動 " のしらいしさん、となるでしょうか。
声質は違うのに、重なると良く似た感じに聴こえる不思議なお二人は、
出逢った時からテンポ感がマッチしたそうで、それが頻繁ではなくてもイベントが
長続きしている秘訣なのでしょうね。
楽しい時間でした、次の機会も楽しみにお待ちしています。

 

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