12/23 代官山NOMAD きしのりこ&野坂ひかり | 溝ノ口の山オヤジのブログ

溝ノ口の山オヤジのブログ

ブログの説明を入力します。
心癒される自然や山の風景・シンガーソングライターの情報など

久しぶりの ほりけんさん企画『 mystical singersの調べvol.63 』に、
きしのりこさんと野坂ひかりさんが出演されたので、現地におじゃまして来ました。
ピアノ弾き語りの珠希美いなさんとのスリーマンライブで、
持ち時間は一人50分の長めのステージですね。

 231223-01R


入場はいつものようにシャッフル抽選ですが、例の如く勝負に弱い私は後ろの入場。
後方カウンター横の身体の楽な場所に陣取りましたが、
今回は弾き語りの際の演者はほぼ見えず、音と歌声に集中する事に。
昼ライブは時間がタイトですから、定刻ピッタリにライブはスタートしました。

一番手は、先月のオフ会以来になる きしのりこさん。 
ピアノをセンター配置にせず、オケとハンドマイクでも聴かせてくれましたよ。

 ♪ ポケット
 ♪ もっとずっと
 ♪ メリークリスマス
 ♪ また明日 ・・ハンドマイク歌唱
 ♪ チャンス ・・ハンドマイク歌唱
 ♪ やりなおし
 ♪ 天下統一
 ♪ 私のうた
 ♪ 今

 

昨年11月に初披露された「ポケット」は、明るめの軽快に弾ける様なラブソングで、
2年ほど前に作られて再発掘・リニューアルされた作品です。
題名通りに、暖かなこの季節ならではの一曲ですね。
ラブソングは、つばさに収録のホッコリさせる「もっとずっと」からさらに、
年に一度の「メリークリスマス」へ。
しっとり大人の雰囲気のこの作品は、クリスマス前後にしか歌われないのですが、
今年もオンタイムでリアルで聴けて嬉しかったです。
ラブソングながら、" どんなことが有っても明日を迎えよう " と切なくも前を向く
ライフソングとも捉えられる「また明日」は、主催のほりけんさんからのリクエスト。
今回は「チャンス」と共に、ハンドマイクスタイルで披露されましたよ。
久しぶりの曲が何曲か聴けましたが、「やりなおし」もライフソングの色合いも強い
ラブソングで、" 人生はいつも迷路でもやりなおしは望まない " 潔い生きざまを歌う。
2024年11月22日・渋谷プレジャープレジャーでのホールワンマンでの告知もされ、
お客さんの claps と共に「天下統一」を歌い上げ、チケットの販売も開始されましたよ。
最後は万感の思いと今日という日に感謝を込めて、

「私のうた」と「今」をパワフルに歌い上げ、ステージを締めてくれました。

 231223-02R


4月以降ライブ活動をほぼ休止されていたことも有り、持ち時間長めの久しぶりの
ブッキングライブには結構緊張されていた様ですが、この時期にしか歌われない
「メリークリスマス」や、「ポケット」「もっとずっと」「やりなおし」など
久々に聴けた作品も多く、ハンドマイクでも聴けて嬉しかったですよ。

24/11/22 渋谷プレジャープレジャーのチケットも、ゲット出来ました。
次回は年内最後、幡ヶ谷でお会いしましょう。

二番手は、リアルでは昨年9月の渋谷ワンマン以来になる野坂ひかりさん。
クリスマス直前との事で、サンタコスチュームを持参したものの
躊躇されていた様ですが、皆さんに勧められて満面の笑みでステージへ。

 ♪ 現世四季色/うつしよしきいろ
 ♪ それが幸せ
 ♪ 死にたがりのピエロたち
 ♪ Butterfly Effect
 ♪ 恋は桜の花のように
 ♪ 海を泳ぐ
 ♪ 観覧車の天辺で

 

野坂さんは主催者からのリクエストを多めに、多彩な切実系の世界を展開し歌う。
和の雰囲気の「現世四季色」は、切なくもあり日本の艶やかな四季にピッタリですが、
主催のほりけんさんは大阪に戻られてからの作品なので、ご存じなかったようですね。
名刺代わりの「それが幸せ」は、世間の揶揄する声に抗う姿がパワフルで、
ブルースロックの「死にたがりのピエロたち」では、高笑いも響いて行く。
こういう表現は、弾き語りの方の中では個性的で結構珍しいです。
ここからは主催者のリクエストが2曲続けて歌われますが、まずは、最新アルバム
 " Butterfly Emergence " にも新しくアルバムバージョンで収録された

「 Butterfly Effect 」へ。
蝶の羽ばたきは後半にはお客さんの claps も並走して、疾走感が心地好かったですよ。
「恋は桜の花のように」は、一つ前のアルバム " バスルームの人魚 " にも収録された、
しっとりバラードの隠れた名作ですね。
「海を泳ぐ」は、今は無き .comfort でハンドマイクで歌われましたし、
サポート有りでも聴かせてもらっていますが、シンプルな弾き語りも良かったです。
最後は " 客席をホッとさせる " 壮大なバラードの「観覧車の天辺で」を歌い上げ、
ステージを締めてくれました。

 231223-03R


銀座街もワンマン機会も調整できず遠ざかっていたので、1年以上ぶりの生の歌声でしたが、
暗さが有っても前に進もうとする力強い足掻きが感じ取れる楽曲が多いですから、
その小柄な身体から溢れるパワーには惹かれる心地好さすら有りますね。
MCでは変わらずにニコニコ語り、今回は持ち時間も長かったのでゆったり楽しそうでした。
最新アルバム " Butterfly Emergence " もクラファンリターンでいただけましたので、
じっくり聴かせてもらいたいと思います。
次の大きなワンマンには、おじゃま出来ます様に。

とりは、19年12月の東新宿以来になる珠希美いなさん。
私の知ってるステージではピアノ弾き語りで聴く機会が多かったのですが、
今回は持ち時間も長かったので、ピアノにれーみさん・ベースに瞳さんを招かれ、
アコースティックバンドスタイルでハンドマイク歌唱に専念されました。

 ♪ あわてんぼうのサンタクロース ( Intro ~ short ver. )
 ♪ 洗濯日和
 ♪ 花火
 ♪ tame cat
 ♪ 依存
 ♪ メリクリ ( BoA さんカバー)
 ♪ 100 回目の私
 ♪ らーメンつけメンかれだメンず

 

 231223-04R

 

サポートのお二人の「あわてんぼうのサンタクロース」に乗せて、
珠希さんはスナックの袋を抱え、サンタの様に入り口から入場。
お客さんにお菓子を配るサービスの後、短く歌われて本編ライブはスタート。
ジャジーなピアノと厚みが有る音色のベース・そして珠希さんの編成ですから、
claps ナンバーやアップナンバーが多めでしたが、ラブバラードのカバーも歌われ、
しばらくブッキングでも聴く機会が無かったので初めて耳にした作品も多くて、
幅広い曲風で楽しませてくれましたね。
弾き語りステージでも華やかさの有る方なのですが、今回のスリーピースは
結構ロックで楽しかったですよ。

イベントの最後は、アンコール代わりの出演者全員によるコラボです。

 ♪ 恋人がサンタクロース (松任谷由実さんカバー)
   ・・ with Pf. れーみさん・ Ba. 瞳さん

毎年恒例のクリスマスならではの曲ですが、
今年はしっかりサポートが居られますので、珠希さんと野坂さんとのりちゃんは、
ボーカルに専念して歌声をリレーし重ねて行く。
最後に、演者の皆さんの集合写真の時間も設けてくれて、
 mystical singers の調べは華やかに楽しく終演となりました。

 

 231223-05R

 231223-06R

 

ほりけんさんの今回のブッキングは、同じピアノ弾き語りがベースの方々ながら、
それぞれの異なるカラーで魅せ聴かせてもらった時間でしたね。
のりちゃんはMCを控えめに9曲を歌い、この季節限定の作品やハンドマイクも織り交ぜ、
懐かしめのラブソングからライフソングへと歌い上げる。
野坂さんは新旧の切実系作品を多彩に織り交ぜ、前後をしっとりバラードと
壮大なバラードで包み込み、重さと優しさのバランスの程好いステージを構成。
珠希さんは今回全くピアノを弾かれませんでしたが、躍動感のあるれーみさんのピアノと
思いのほか重厚だった瞳さんのベースに支えられ、アップナンバーにはピッタリの
華やかなスリーピースバンドで楽しませてくれましたよ。
お疲れさまでした、楽しい時間をありがとう。

 

 231223-07R