我が母校の中学校の銀杏が色づき始めた。
だけど、雨に濡れる銀杏は、どこか寂しげだ。
学校前にあった竹田文具店が、この春閉店した。
この道を柔道着を肩に担いで通った頃が懐かしい。
同じ柔道部だった同級生の訃報を聞いた。
流川で飲み屋をしていたが、
10年前に地元へ戻り、馬肉専門の飲み屋をしていた。
自分の名前「一」(はじめ)をとって「馬一」。
数年前、鬼女房を連れて行くと、女房の荒れた手を見て、高価な馬油をくれた。
突然の訃報だった。
夕方、お客さんが店に入ると、店内で倒れていたと。
祭壇の横には、熊本の馬牧場の供花と奥さんの働くイズミの社長の供花があった。