「チルチルミチルの青い鳥」
二人の兄弟チルチルとミチルが夢の中で過去や未来の国に幸福の象徴である青い鳥を探しに行くが、結局のところ、それは自分達に最も身近な所にある鳥籠の中にあったという物語。
(ノーベル文学賞をとった、モーリス・メーテリンクの童話劇)
「青い鳥」はいろいろいるが、
その代名詞と言われるのがルリビタキでバードウォッチャーの人気者。
どうしても会いたい「幸せを運ぶ青い鳥」に!
鳥師匠のなべさんは、この1ヶ月で何度も自分のカメラに修めた。
(散歩するなべさんブログより)
場所は我が家の裏山。
く、く、く、くやしーーーーっ!
この裏山を、幼少の友は全員「観音山」と呼ぶ。全員だ!
だが、地図では「極楽寺山」。
気に入らんっ!
天気よく、693mを車登山。
先日も登ったが気温3℃で青い鳥探しを断念した。
だが、頂上に着くと8℃。
今日は勝負だ!
瀬戸に浮かぶ宮島が霞んでいる。
春霞か、花粉か、、どっちなんた?
山頂の水溜まりは赤い。
子供の頃、オヤジが大蛇の血だと教えてくれた。
山頂の池の名前は「蛇の池」。
夏場は一面に睡蓮が咲いて美しい。
「如蓮華在水」と言う言葉が好き。
どんな場所であっても、どんな境遇であっても幸せの意味だ。
日曜日で登山客が多い。
さて、さて、さて、、。
ここから頂上までの200mの登山道が、ワタシには苦痛。
10m刻みの歩行である。
ハァハァゼィゼィ。。。
平日は静かだが、日曜日で子供達がワイワイ遊んどる。
こりゃダメじゃね。
鳥の声も聞こえん・・ガクッ!
椿が咲き乱れ美しい。
そう言えば、県緑化公園のルリビタキも椿広場にいると聞いた。
ルリビタキは飛んでくるだろうか?
なべさんはここで4時間も待つと言う。
裸木を抜ける風が、シャーシャーと音を立てている。
青葉が茂ればザワザワに変わるのだ。
この一年、風の音と鳥の声にどれだけ耳を澄ました事か・・・。
なべさんはその喜びを知っている。
ピーチピーチ、ピーチ。
んっ?
来たか!?
ムム・・・シジュウガラ君かよ。
30分。
・・・・修行だ。
一時間。
・・・・修行だ。
も、も、・・・もうダメーーーっ!
ルリビタキよ!
いつになったら、ワタシの前に現れるんだ!?
まだ、まだ修行がたらんな。。。
なべさんもワタシもガン経験者。
野鳥の声と羽ばたきに酔いしれる日々なのである。
アセビ(馬酔木)
ほいじゃまた!♪