Oracle12c Clientのインストールエラー「INS-30131」対策方法 | つれづれログ

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色々な事を徒然なるままに書いていこうと思います

仕事でやったWindows7(Windows Server 2012R2も同様)へのOracle Client(12.1.0.2.0)インストールがなかなか上手くいかず苦労したので、同じような人のために行った対策を書いてみる。


Oracle Clientのインストールの開始後、インストール・タイプの選択後(管理者を選択した)、インストール前の確認処理でエラーが発生する。
内容は以下の通り。

INS-30131: インストーラの検証実行に必要な最初の手順が失敗しました。
原因: 一時的な場所へアクセスできませんでした。
処置: 現在のユーザーが一時場所へのアクセスに必要な権限を持っていることを確認してください。

ググると同様の現象を経験した人もいるらしく、Cドライブを共有すると上手くいくとの情報があったので試してみたが上手くいかない……。

イントール開始時点でCドライブが共有設定済みだったせいかもしれない。
とりあえずアクセス権限などを変更してみたが、状況変わらず。
インターネット上のQAも途中で終わってたりして、皆さんどうしてるのか???

試行錯誤の結果、最終的には下記の対応でインストールは成功した(環境変数を変更するので、実行は自己責任でお願いします)。

【対策】環境変数のTEMP、TMPの設定値をCドライブから他のドライブへ変更する

具体的には
システムのプロパティ
→「詳細設定」タブ
→「環境変数」ボタン
→ユーザー環境変数の「TEMP」と「TMP」を編集し変数値を
 「D:\TEMP」「D:\TMP」に変更
→設定画面をOKで閉じて再起動
→インストールを実行
→成功!

変更した「TEMP」と「TMP」は念のためインストール完了後に、変更前の値に戻しておいた。
変更前もCドライブの一時領域にファイルが作成されてはいたけれども、権限の絡みで完了できていなかったのかも。

11gまではこんなこと無かっただけに苦戦した(-_-;)