こんにちは、五郎です。
みなさん、映画館には足を運ばれることありますか?
僕はサブスクの配信で映画を観ることが多いのですが、映画館に行くこともたまーにあります。配信まで待てない作品の場合や、大きなスクリーンで観たい場合などに行くことが多い感じですかね。
そんな僕でございますが、今年なんとなく観た映画がとてもすばらしかったのでシェアします(^^)
ネタバレなしでお伝えしますね。
映画「あんのこと」とは
シェアしたい作品はこちら、「あんのこと」。
特報か何かで存在は認識していましたが、公開してからずっと放置していました。
それくらいの興味だったんですが、いざ鑑賞してみると大当たり。。
ぜひシェアしたいと思うに至りました。
新聞記事にあった実話がモデル
「彼女は、きっと、あなたのそばにいた」
このキャッチコピー。
鑑賞前に興味を惹かれ、鑑賞後は寂しさが押し寄せます。
この映画は、監督の入江氏が新聞記事で見かけた実話をモデルに創作されました。
もちろん全ての出来事が事実に基づいているわけではないでしょうが、ひとつの現実を映し出しているという意味で考えさせられる作品です。
コロナ禍にも触れている
ネタバレしない程度のあらすじを言うと、本作は複雑な家庭環境で育った女性が立ち直っていく様子を描いたもの。
その道中では、誰もが経験した「コロナ禍」も描かれています。
ロックダウンや緊急事態宣言を含めて、他者とのコミュニケーションが希薄になっていたとき、気付かないけれど身近なところでいろいろなことが起こっていたということ。この作品を通して感じることができます。
あんのこと、ネタバレなしの感想
僕の感想を端的に言えば、ストーリーもさることながら、作品に関わる方の真摯な想いが伝わって来てすばらしかったです。
見終わった後にスッキリするというよりは、少し考えさせられる系のものでした(そういうのも個人的には好きです)。しばらくは心に訴えかけて来るものがあります。
河合優実さん、すばらしい
まず触れたいのは、この作品で主演されている河合優実さん。
いやぁぁ、、、すごい俳優さんですね。。。
ひさしぶりに今後の作品を追いかけたい方が現れました。
主人公「あん」を演じているわけですが、感情の機微の表現がすばらしい。
後日談になりますが、実は立て続けに絶賛公開中の「ルックバック」も鑑賞したのですが、良すぎる( ; ; )
TVドラマ「不適切にも…」なんかにも出演されていて(僕は観てないのですが)、世の中的にもブレイク俳優として位置付けられているようですね。
世の中の人気には自分自身の評価があまり左右されないほうですが、河合さんは納得。思い返すと脇役で出演されている作品(「ある男」など)でも拝見していましたが、今作で完全にファンになりました(_ _)
ミニシアターで上映
今作はいわゆるミニシアターで上映されていました。
ミニシアターには、TOHOシネマズなどのシネコンとは違う魅力があります。
ミニシアター全体としての特徴は、比較的安価に配給されているシネコンが扱わない作品を上映してくれていること。上映作品をどうセレクトするかが映画館ごとに違うのでそれが味になり、大げさに言えば地域の文化にもなっていると思います。
ただ、もともとシネコンやサブスクの影響で採算が立たなくなって来ているところも多いのが現状。ただでさえそんな状況のところにコロナ禍だったので、泣きっ面に蜂(皮肉にも今作にも関係しますね)だったわけです。
従業員さんのブラックな労働環境が告発されているという暗部も現実にはあります。個人的にはミニシアターの作る雰囲気・文化が大好きなので、ぜひ改善して残っていってくれたらなと思いますね。。。
おわりに
最後になりますが、今作はPrime Videoでも配信されています(^^)/
ぜひ観てみてください。
実在した「あん」さんにまた会いたくなる、そんな作品です。