●植木等 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

植木等 出演映画 ベスト10

 

 

1 ニッポン無責任野郎

植木等演じる主人公の口八丁舌八丁の調子の良さと言ったら愉快でしかたありません。嫁さんまで手に入れて、クビになればまた世渡り上手で、会社に復帰。主人公の名前がとにかくふざけているなど、とにかく爆笑ものでした。

 

2 日本一のホラ吹き男

全サラリーマンの夢のようなこの主人公。タイトルではホラ吹きと言っているものの、有言実行の凄い奴と言った方が正しいともいえるでしょう。正規の入社試験を落ちながらも、あの手この手であっという間に正社員になって、課長、部長へと昇進。なんとも羨ましい限りですが、なんでもポジティブに考え、行動していくバイタリティは、映画の世界の作り物とも言えども、出世のためのヒントが案外隠されているようにも思いました。

 

3 日本一の男の中の男

いつもながら口八丁に周りを巻き込んで、物事をなんでもうまく運んでいく植木等ですが、今作は実に有能なビジネスマンであることが見事に表れています。店頭でも、宣伝部でも、営業でもどこへいってもあっという間に結果を残す、本当にスーパーサラリーマン。実際にこんな男がいたら、とんでもない成功者になるだろうと思って観ていました。いつもながら楽しい作品です。

 

4 日本一のゴリガン男

おちゃらけた作品ですが、実は植木等演じる主人公はスーパー・ビジネスマンなのですね。一人だけの力で業績を上げ、会社を危機から救うという、とんでもないバイタリティと頭脳で、結果を残していく…。こんな力があったら、本当に何をしても怖いものなしでしょう。

 

5 ニッポン無責任時代

高度成長時代を背景に、調子の良さの口八丁手八丁で、あちこちの会社に取り入って地位を手に入れていく植木等演じる主人公が、ある意味憧れの存在の映っていたのでしょう。サラリーマンにとってはこんなに適当なのに出世していくことができるというのは理想でもあるわけで、そんな映画が大衆に大いに受け入れられるというのも、時代ならではというところもあるかもしれません。お気楽に観られて、忙しいサラリーマンにとってはひとつのオアシス的な映画だったのかも。

 

6 大冒険

アクション色の強い作品でも、植木等をはじめとするクレイジー・キャッツの面々のはじけぶり、能天気ぶりは健在で、最初から最後まで飽きさせることなく、楽しむことができました。思わぬところで事件に巻き込まれ、命の危険にさらされながらも常に楽天的。結局危機を乗り越え、愛する妻までものにしてしまうという、いつもながらの運の強さは、植木等が演じる主人公としてまさにぴったり。スピード感のなかに笑いを交えて、とにかく楽しい作品でした。

 

7 馬鹿まるだし

山田洋次の3作目ということで、のちの音「男はつらいよ」の原点的な要素を感じる作品です。そして古き日本男児の息のようなものが表現され、今となっては昔気質の主人公の人の好さと一本木なところを、ついつい愛らしく感じてしまうのであります。植木等はノンクレジットでの出演。

 

8 舞妓Haaaan!!!

かなりハイテンションなコメディで、ときどき置いていかれそうになりながらも、さすがクドカン。笑いどころをふんだんに盛り込んだ楽しい作品に仕上げました。かなり現実離れしたバカバカしいお話で、当然出てくるキャラクターにもまともな者はほとんどいません。完全に独自の世界を作りこみながらも、その中でもわかりやすいギャグをつなぎ合わせ、マニアックに行ってしまいがちな所を、大衆マス向けにまとめあげたところはさすがです。植木等は特別出演。

 

9 トットチャンネル

主人公が新しいテレビの世界に入って、この道で生きていこうと決意していくまでのほろ苦い青春の数々を、コメディタッチで、ノスタルジックかつみずみずしく表現しています。大森一樹&斉藤由貴コンビの2作目ということで、前作よりも成長した斉藤を見られます。ややオーバー気味の演技は気にならないこともないですが、相変わらずの個性を発揮しています。周りの人物象がもう少し掘り下げて描かれていたら、より味わいのある楽しい作品になったでしょうが、それでもテレビ創世記に携わった人々の熱意が伝わって、好感の持てる作品に仕上がっていました。

 

10 香港クレージー作戦

前半は日本を舞台に、立ち退き問題をアイディアと行動力で解決してしまう辣腕ぶりを、後半は香港を舞台に店繁盛のためにこれまたアイディアと行動力で問題を解決してしまう植木等演じる主人公の活躍ぶりを楽しく描いています。最後はさらなるキャリアアップとお嫁さんまでゲットしてめでたしめでたし。実にうらやましい調子の良さはいつもの調子で、安心して楽しめました。