●モーガン・フリーマン 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

モーガン・フリーマン 出演映画 ベスト10

 

ようやく取り上げることになった黒人系俳優の重鎮です。

 

1 ショーシャンクの空に

ずっと続く刑務所内での薄汚い陰謀、抑圧され監視された中での鬱屈感が,最後の海辺での再会シーンによって、すべてが拭い去られるような気持ちになります。青い海と空が爽快感を呼び、すっきりとした終わり方。無実の罪によって刑務所内に収められた凡人が、看守や所長の悪行によって、自らがその裏をつく悪さを身につけていくという皮肉もたっぷり。そんな中でも,次第に仲間達の信頼を得て行く様子は見ごたえもあります。囚人仲間トミーの殺人シーンなどで、主人公への同情や肩入れ感はピークに達し、手品のような脱獄シーンで、ざまあみろという気持ちになってしまいました。自分のことにように嬉しがっているモーガン・フリーマンの姿もいい。主人公を演じたティム・ロビンスの代表作といっていいでしょう。

ショーシャンクの空に

 

2 ミリオンダラー・ベイビー 

前半のサクセスストーリーと後半における心の葛藤を主軸にした展開と、ガラリと変わる構成の中で、一環として描かれている老マネージャーと、決して若くない新人女性ボクサーの心の通い合い。あたかも運命的なものによって引き合わされているかのような相性を感じる二人と、影でささえるモーガン・フリーマン演じる元ボクサー。テレビのインタビューでイーストウッド自身が話していた「葛藤」こそが前作『ミスティック・リバー』とこの2作におけるイーストウッド映画のテーマにはなっているように思いました。今作についていえばわりと正攻法に話を持ってきていて、意外性といった部分、どう展開していくかワクワク感という点で、個人的に物足りなかったところはあります。

ミリオンダラーベイビー

 

3 オブリビオン

廃墟と化した地球の姿と先進的な飛行ロボットの対象による映画的な映像。一方で明確に映像としては見せない地球外の様子については、会話によって想像力を掻き立てる演出。ミステリアスな登場人物達。ストーリーの進行自体は決して派手ではないですが、不穏な空気の中で少しずつ静かに明かされていく真実に、終始目が離せず、面白く観ることができました。何かがおかしい、何かが隠されているとは感じながらも、それが具体的に何なのかということがはっきりせず、そのあたりの謎の見せ方が巧みだったと思います。特にヴィクトリアを演じたアンドレア・ライズブローの表情がいいですねー。彼女の涙、切なかったです。トム・クルーズ演じる主人公を拘束する謎の男がモーガン・フリーマン。

 

4 ドリームキャッチャー

自分的には結構怖かったです。薄気味悪いウナギ虫に卵の塊。後半の中だるみが残念でしたが、それでも基本的にはドキドキを楽しんで観ることができました。B級になりやすいスティーヴン・キングの原作ですが、乗り移った怪物とジョージ-の内面的な会話のやりとり、どうにか工夫してみせることでB級テイストを少しでも昇華しようという工夫が感じられます。モーガン・フリーマンも意外に頼りない役でかえって新鮮に映りました。

 

5 許されざる者

重厚なムードをかもし出すことに成功、イーストウッドの監督としての力量を知らしめる作品。確かによく考えてみればえげつない殺しの映画なのですが、そこにある理由を正当化して見せることで、主人公たちへの感情移入を誘うことを巧みに行っています。バイオレンスの源となる復讐、結局殺しが殺しを呼び連鎖して行く様がドラマとしてしっかり描かれていました。クリント・イーストウッド演じる主人公のかつての相棒をモーガン・フリーマンが演じています。

 

6 グローリー

玉砕を覚悟に戦いに望む黒人部隊とそれを指揮する白人青年が、一体となるまでの過程が、ドラマティックに描かれている戦争映画です。音楽の有効な使い方で、悲しいはずの話なのですが、不思議と悲しさを感じさせない味わいのある作品でした。モーガン・フリーマンはリーダー格の兵士役。

グローリー

 

7 パワー・オブ・ワン 

南アフリカを舞台に、人種差別に闘う英国少年と黒人たちとの交流を、恋愛もからめながら描いている、メッセージの強い青春映画です。収容所内で少年にボクシングを教える黒人をモーガン・フリーマンが演じています。

 

8 ラッキーナンバー7

映画内の登場人物達だけでなく、観ている者をも見事に欺いてくれました。ただその欺き方は、一瞬でアッと言わせるというよりも、ある時期からあれっ?と思わせておき、終盤に少しずつタネを見せていく手法を取っているので、自然と成り行きに目が離せなくなるのです。じっくりと種明かしを楽しめる構成になってるのは嬉しいところ。序盤は残忍なシーンがあるもののやや退屈。しかし中盤ジョシュ・ハートネット演じる主人公が殺人を命じられたところから俄然勢いがついてきます。無表情なブルース・ウィリスがどこか可笑しさを漂わせているのも良く、壮絶且つ計画的頭脳的でクールな復讐劇なのに笑って拍手を送りたくなるくらいです。キャストも曲者揃いの中、最もノーマルに見えるのがハートネット。そこからして騙しの準備が用意周到に練られていたということでしょう。あと、それまでちっとも良いと思ったことのないルーシー・リューが魅力的に見えてしまいました。モーガン・フリーマンは大物ギャングの役。

 

9 ダークナイト

上映時間の長さは気になりましたが、全体としては大人向けのバットマン映画として、なかなかよくできていたと思います。ラストシーンが終わって、タイトルが出た瞬間、なるほどと妙に納得してしまいました。闇の騎士、或いは汚れた騎士。タイトルから「バットマン」をはずしたこのタイトル、なかなか上手いところをついてきましたね。さらに「闇」を抱えているのは、何もバットマンや登場人物ばかりでなく、演じている俳優の方も「闇」を抱えているから面白い。いやいや、「闇」が明るみになったのは映画の撮影が終わってからということなので、それは偶然に過ぎないのでしょうけれど、それぞれバットマンとジョーカーの抱えるものと重なってきて、思わぬ効果を引き起こしていたように思いました。

 

10 ダニー・ザ・ドッグ

展開はまったく思ったとおりに進んでいくのですが、ジェット・リーの童顔がこの役柄に合っていて、18歳の高校生と絡んでもまったく違和感がありません。実際にはありえないであろう設定なのですが、それは映画の世界。「レオン」にも通じるリュック・ベンソンらしさが悪い方向に行かず、作品としては悪くないです。戦闘シーンをそれぞれ見比べると、簡単に大男を殺してしまうときもあれば、やすい相手に苦戦したり、やや首をかしげたくなるような点もありますが、最後はハッピーエンドで気持ちよく終われました。

ダニーザドッグ

 

11 セブン

セブン

12 アウトブレイク

13 インビクタス 負けざる者たち 

14 グランド・イリュージョン

15 ハイ・クライムズ

16 フラッド

17 チェーン・リアクション

18 ラスト・ベガス

ラストベガス

19 ブルース・オールマイティ

20 ドライビング・ミス・デイジー

ドライビングミスデイジー