●土屋太鳳 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

土屋太鳳 出演映画 ベスト10

 

1 七つの会議

土屋太鳳の出番は少ないですが、とにかく濃く熱い2時間でした。作品自体も企業の不正をテーマに、売上のために偽装を行い、そしてばれたら隠蔽しようとする組織に対し、独り立ち向かう主人公を描き、観ている側を引き込みやすい善悪の構図にすることで、ぐいぐいと引っ張っていきます。そしてその熱い内容に負けないのが、出演者たちの濃厚な演技。野村萬斎をはじめ、香川照之、鹿賀丈史、片岡愛之助、岡田浩暉、北王路欣也…と、とにかくお互いに濃厚同士がぶつかることで、誰かが浮くこともなく、同じ土俵で対峙しているのがいいです。顔芸ともいわれているようですが、とにかく感情むき出しの表情を、顔の筋肉を最大限に動かしてアップに応じているのが、とにかく印象的です。ストーリー的には池井戸潤らしい企業物語。出世争いという企業の中の男同士の確執もひとつの背景に織り込みながら、会社の中では紅一点朝倉あきと及川光博が、ややこの面々の中では色合いの番う役柄を演じることで、ひとつの緩衝材のような役割になっていて、ほっとさせてくれるようなところもきちんと押さえています。とにかく見どころ十分の作品でした。

 

2 ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち

ある世代以上であればみんなが知っている長野五輪のジャンプ競技の金メダル。原田の4年越しの汚名返上劇は有名ですが、その裏にもまたこんなドラマがあってということを描いたのがこの作品。十把一絡げにテストジャンパーとはいってもその背負っているものはいろいろ。選考に落ちた元銀メダリストや、ケガによって恐怖症になった期待の若手らトップ選手もいれば、女子高生ジャンパーや耳の不自由なジャンパーも。そんなバラバラの思いが、皮肉なことに日本チームの危機によってみんなが一つの方向へ進むことになっていくのですから不思議です。作品としては誰が見てもわかりやすいし、感情的にも理解しやすい作品になっていて、素直に楽しむことができました。主人公のジャンパー西方仁也の妻役で土屋太鳳は出演。

 

3 orange-オレンジ-

土屋太鳳主演。ストーリーとしてはパラレルワールドという理論を利用したSFチックな面白い話だとは思いますが、青春映画としては広がりのない狭い世界の話になっているのが残念。仲良し6人組が常に集まり固まり、他の人物が入ってくる余地のない高校生活はどうなのだろうと思ってしまいます。ちょっと幼稚というか、原作もそうなのでしょうから仕方ないのですが、その部分には違和感を覚えました。結婚している2人、とくに夫側が別の人生では妻が別の男とうまくいくようになんと応援するというのはあまりにお人好しじゃないですか?素直にストーリーを追えば、友情物語として十分に引き込まれていく演出と流れにはなっているのですが、ちょっと待ってと背景を考えてみると、おかしなところに目が行ってしまうという感じでした。

 

4 青空エール

これも土屋太鳳主演。今どき珍しいほどの素直でど直球の青春映画ですので、とにかく展開もセリフもくさいし、くすぐったいし、照れくさいし、こっ恥ずかしい…なのですが、それだけに衒いもなく伝わってくる部分も大きいわけです。部活動に掛ける青春、わき目もふらずふられても一途に相手のことを応援し続ける姿、だめでもだめでもめげずに目標に向けて努力を続ける真剣さ…どれをとっても、今の時代にはなかなかお目にかかれないものばかり。メインどころの生徒たちがまたみんな本当にいいコで、不器用なぐらい感情が分かりやすく、応援せずにはいられなくなるのです。この作品、勉強とか進路とか家族の関係とかそんなものは一切排除。恋愛も完全にプラトニックですし、アルバイトだの、趣味だの、横道にそれていくものも一切見せず、とにかく地方大会優勝という目標への道程をひたすら描きつづけるだけの実直さ。その実直さこそが、青春映画をまた盛り上げるわけでもあります。その意味では、これはこれで良かったと素直に思えるわけでありました。

 

5 哀愁しんでれら

なんとも不思議というか異様とか言うか、とにかく独特の雰囲気を持った作品です。序盤はラブ・コメディ路線。コミカルなシーンも混ぜながら、不幸のどん底にあった主人公が子持ちの開業医との結婚が決まり、幸せへと歩き出そうとしたところ。ところがそのあとサスペンスからホラー映画へと作品は転じていきます。『悪い種子』を思わすような恐ろしい娘の仕打ち、そして夫の隠された趣味とこだわりに、徐々に不気味さを増していき、そして殺人事件まで。そこで主人公が事態を逆転させるかと思いきや、なんと二人に迎合していき、モンスターペアレンツと化し、そして児童全員に対してあんなことを…。結末を見ると完全にブラック・コメディでしたね、これは。とにかく不思議な作品でした。土屋太鳳主演。

 

6 日輪の遺産

全体としては佐々部監督らしく実直でストレートなドラマに仕上がり、テーマも分かりやすく伝わってくる作品になっていました。ただ一つ一つの要素を見ていくと、必ずしも上出来ともいえないでしょう。もっとじっくり見せなくてはいけない部分と、淡々と流していい部分のメリハリがあまり上手につけられていないようで、例えば少女たちが意を決する場面は、一番の山場であるはずなのに、あまりにあっけない描き方。一番に辛いシーンは見せたくなかったのかもしれませんが、彼女たちがどんな思いでそうしたのか、その部分が一番伝えなければいけないテーマではないかと思うと、この扱いの物足りなさは否めません。そのわりに、その後のエピソードの描き方が冗長なのですよね。惜しかったです。女学校の生徒役で土屋太鳳は出演。

 

7 トリガール!

気楽にみられる青春ものにはなっています。なんといっても土屋太鳳と間宮祥太朗の掛け合いが、仲がいいのか悪いのかというところで、そのやきもき感がこの映画のポイントではあります。土屋太鳳のコメディエンヌぶりが冴えて、自然に二人の丁々発止を楽しめるので、ほほえましく見ることができました。ただストーリー自体はわりと平坦で、大きく横にそれることなく、すんなり予定調和の結末までいってしまったところはあり、その部分では物足りなさも残ったのも事実。

 

8 累 かさね

土屋太鳳と芳根京子、それぞれが二人の人物を入れ替わりに演じるということで、二人の演技力に負う部分が多い作品でした。横柄で冷たい美人、日陰の存在であり続けるおとなしい顔に傷を負った女性…二人の顔を入れ替えて生きている間に、中のキャラクターまで次第に変わっていく様子が興味深いです。母親も同じ境遇だったというエピソードや、いじめられっ子だとばかり思っていた累に隠された過去の事件など、バックグラウンドにもあやしさを持たせながら、女性の怖さを感じさせる作品になっていました。オチがもう少しびしっと決まるようなものだったら、なお面白かったのですが、最後はやや尻切れトンボ感があったのが残念。

 

9 図書館戦争 THE LAST MISSION

設定自体にそもそも無理を感じているので、どうものめりこむことができないし、今回の若造が国家を簡単に動かす寸前にまで至っていることに不思議を感じながらではありましたが、アクションは満載でそれなりに楽しめるものにはなっていたでしょう。とくに岡田と榮倉のちょっとしたやりとり(身長の高さの指摘とか、最後のデートの誘いのやりとりとか)には笑えるところもあって、メリハリも聞いていたように思います。

 

10 映画 鈴木先生

思ったより妄想シーンは少なく、教師と生徒とのまともな人間ドラマになっていたのは、逆に残念な気もしますが、教師ですからね、そんな変なことも実際にはできないでしょう。なんだかんだいっても素直ないい生徒たちばかりで、その部分ではほっと安心できました。ただ屋上からのジャンプシーンは、ちょっとやり過ぎかな。女子生徒役で土屋太鳳は出演。

 

11 るろうに剣心 最終章 The Beginning

12 るろうに剣心 伝説の最期編

13 鳩の撃退法

14 大怪獣のあとしまつ

15 金メダル男

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17 映画 兄に愛されすぎて困ってます

18 春待つ僕ら

19 果てぬ村のミナ

20 8年越しの花嫁 奇跡の実話