●トスカーナを舞台にした映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

イタリアのトスカーナを舞台にした映画 ベスト10

 

邦題にも使われることが多く、映画の舞台になりやすいようです。

 

1 踊れトスカーナ!

楽しい。のんびりした田舎の小さな町の家族のような人間関係の中に入りこんできたフラメンコの一行がまたキュート。みんなおおらかでぎすぎすしてなく、しかも期待通りのハッピーエンド。楽しいラブコメディでした。

 

2 から騒ぎ

シェークスピアの原作を知らないので、新鮮に見られたというところはありましたが、やはりデンゼル・ワシントンの配役の妙がこの作品の印象を大きく変えているのでしょう。古さを感じさせないしゃれた展開はさすがケネス・ブラナーというところ。スター勢揃いで豪華な顔ぶれ。キアヌ一・リーヴスの悪人役はなんとなく同情してしまったりもしました。

 

3 魅せられて

イタリアに一夏すごしにやってきた少女の処女喪失物語といったところ。トスカーナの田舎の景色が、少女の中途半端な危うさを引き立てているようで、ストーリーよりも雰囲気を味わうのがいい作品です。

 

4 ふたりのトスカーナ

ユダヤを題材にした悲劇。前半ののどかなムードと対照的なラストの悲惨さは、『蝶の舌』を思い出させました。いたいけな少女たち、中には状況を理解できないほど幼い少女も含まれ、余計にその悲劇性を増長させていました。

 

5 セントアンナの奇跡

戦争映画に少年や女性を登場させると、過酷な状況の中での人間らしさのようなものが表現できたりして、優しい気持ちになれたりしますから、この映画についてもそのあたりを狙っているのでしょう。強烈に或いはちょっと斜に構えて、反戦というテーマを前面に打ち出してくる近年の戦争映画が多い中では、その裏の人間ドラマの方に重きを置いたような作品になっていますね。とはいってもかなり壮絶なシーンはあるわけですし、たとえ戦中という異常な状況ではあろうとも、その中で行われたことに対して、かなりの時間が経過した後でもこのような復讐劇を産んでしまうというところには、やはり戦争の重さを感じずに入られませんでした。

 

6 ミルコのひかり

目が見えなくても希望を持って生きていく子供たちには感心させられました。一方で彼らを見つめる大人の目もさまざま。不自由だからといって不幸の殻の中にふさぎ込むのではなく、彼らなりに夢を持って可能性を探っていく姿は素晴らしいです。

 

7 トスカーナの休日

ダイアン・レインファンにはたまらない映画かも。ほぼ出ずっぱりでまるでPVを見ているかのよう。展開自体はトスカーナに旅行で訪れた中年の哀しさがなんとなく感じられるイタイ映画なのですが、トスカーナの風景に癒され、明るさを取り戻していくヒロインを応援したくなります。

 

8 トスカーナの幸せレシピ

アスペルガー症候群という障害を持つけれども料理の腕に関しては抜群の若者と、刑務所上がりで仕方なくボランティアとして彼を教えることになったシェフ。この設定を聞けば、その後の展開はおよそ想像できるのですが、まさにその通りに進んでいく安心安全のヒューマン・ドラマです。障害を持つ天才料理人の若者は自らの腕でその人生を切り開き、そして教えた刑務所上がりの元人気シェフも彼との交流を通して、生き生きと働ける職場を得ていくというわけで・めでたしめでたし。

 

9 トスカーナの贋作

またも夫婦喧嘩映画かといった感じで、とにかくストレスがたまるたまる。二人とも頑固で譲らないから、結局ずーっと平行線なのですよね。それだけリアルといえばリアルなのですが、やはり延々と諍いを見せつけられるのもうんざりとしてしまいます。結局この夫婦はまたこんな感じがしばらく続いていくのでしょうかね。

 

10 サン・ロレンツォの夜 

歴史的な背景が分からないので、状況を把握しきれないままの鑑賞となってしまいました。出だしは牧歌的な雰囲気もあったのですが、中盤以降は激しい銃撃戦で観ていてもきつい展開に。死んでいく人々が多く、戦争映画であることをそこで認識した次第です。