●ゲイリー・オールドマン 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

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まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ゲイリー・オールドマン 出演映画 ベスト10

 

1 ザ・コンテンダー

最後まで飽きないで観られる政界ドラマでした。副大統領の指名を巡るスキャンダル合戦の末、最後は都合良く対立候補の工作が明るみに出て、うまくはめ返した結末は意外にも単純な構造ではあるが、スカッとしました。男優位の世界で頑張る女性議員をジョアン・アレンが講演。女性に差別的に力のある議員役でゲイリー・オールドマンは出演。

 

2 フィフス・エレメント

リュック・ベンソンの描く、独特でカラフルな色彩感覚についついはまってしまいました。それまでのSF映画とは一線を画した感覚が新鮮で、しかもストーリー的にもコメディの要素が詰めこまれていて、観ている者を飽きさせません。ヒロインを演じたミラ・ジョヴォヴッチの機械的で無機質な雰囲気が作品にも見事にマッチ。観ているだけでもうきうきしてくるような作品でした。ゲイリー・オールドマンは武器商人を演じています。

 

3 JFK

ケネディ暗殺と言う実に微妙で重いテーマを真剣且つ重厚に、そして見応えあるものに仕上げており、ストーン監督の意欲が充分以上に伝わってくる社会派ミステリー。出演俳優も豪華。誰が真実を言っているのか、ケネディ問題について一石もニ石も投じるような衝撃的で論理的な内容は、観ているうちにどんどん惹きこまれて行きました。特に裁判が始まってからの場面は、ただ説明しているだけでも息を飲みます。そして最後に残るのは、巨大な権力の前にはいかに国民一人一人が無力であるかということ。実際のニュース映像も使用しているため、説得力もあるのです。どこまでがフィクションなのか、全部が真実なのか、そこの境目がつきにくいところがこの映画の欠点ではありますが…。犯人オズワルドを演じたのがゲイリー・オールドマン。

 

4 猿の惑星 新世紀(ライジング) 

おそらくこういう展開になるだろうなと思いながらも、猿が次第に戦争を繰り返す人間に似ていく様子を、皮肉をたっぷりこめて描いていく様子は、ある意味痛快でもありました。猿だから、人間だからということではなく、猿にも人間にも平和的な者もいれば好戦的な者もいる。つまりはたとえ権力者や政権が変わったとしても、結局はお互いに相手を信じられずに戦争が始まっていく。人類の歴史において、常にどこかで戦争が行われているような状況を風刺しているようで、シリーズのこれまで以上に痛烈だったように思いました。ゲイリー・オールドマンは好戦的な人間リーダーという役どころ。

 

5 蜘蛛女

これ以上の悪女はないという女をレナ・オリンが強烈に演じ切っていました。愛する妻や愛人への愛情も盛り込んで、愛情と欲望の間に揺れながら、悪女に翻弄されて行くだらしのない男をゲイリー・オールドマンが演じ、ただ怖いだけの映画ではなく、一味加えたところがよかったです。余韻を持たせるようなラストシーンも、この手のスリラーとしては異色で、運命を翻弄された男の哀愁というものが漂ってくるようなシーンとして、なんとも切ない気持ちにもなってくる。

蜘蛛女

 

6 ダークナイト

上映時間の長さは気になりましたが、全体としては大人向けのバットマン映画として、なかなかよくできていたと思います。ラストシーンが終わって、タイトルが出た瞬間、なるほどと妙に納得してしまいました。闇の騎士、或いは汚れた騎士。タイトルから「バットマン」をはずしたこのタイトル、なかなか上手いところをついてきましたね。さらに「闇」を抱えているのは、何もバットマンや登場人物ばかりでなく、演じている俳優の方も「闇」を抱えているから面白い。いやいや、「闇」が明るみになったのは映画の撮影が終わってからということなので、それは偶然に過ぎないのでしょうけれど、それぞれバットマンとジョーカーの抱えるものと重なってきて、思わぬ効果を引き起こしていたように思いました。

 

7 ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 

名前は知っていても、実はどういうことをしていたのか知らないチャーチル首相の一部を知ることができ、それだけでも意義のある作品でした。そしてなんといってもゲイリー・オールドマンの変身ぶりが見事。もとはかなり違うのに、特殊メイクもあって、見事にチャーチルになりきっていました。第二次世界大戦下の英国でこのような国家としてのプライドによるナチスへの抵抗があったことに、驚きを覚えました。

 

8 ステート・オブ・グレース 

最初から最後まで緊張感を保ち、ギャング映画としての命綱を確保。曲者ぞろいの男優陣の演技合戦もその緊張感をさらに増長させています。気を衒ったストーリーでなくても、見応えあるオリジナリティの感じられる作品に仕上がっていました。結末は途中からだいたい予想はつきますし、実際その通りになるわけですが、それがマイナス効果になることもなく、渦巻く人間関係を丁寧に描き切っていて最後まで引き付けられました。ショーン・ペン演じる主人公の親友をゲイリー・オールドマンが演じています。

 

9 トゥルー・ロマンス

冒頭はいきなりべたべたのラブ・ストーリーのテンションで始まりますが、次第に展開はきな臭い方向へ。主人公に感情移入させといて、犯罪の現場に二人をぶち込むことで、どんどん深みに入り込み、最後は悲惨な銃撃戦に。映画へのマニアックな愛情もところどころに盛り込まれ、作り手の遊び心がいっぱいの作品だと感じました。ヒロインの元ヒモの役でゲイリー・オールドマンは出演。

 

10 レオン

リュック・ベンソンの代表作で、彼自身のみでなく、出演したジャン・レノやナタリー・ポートマンの名前を広く知らしめるきっかけとなった作品です。一見冷徹実は情の深い殺し屋をジャン・レノが好演していて、とにかくにじみ出てくる雰囲気がカッコよかったですね。一方でゲイリー・オールドマンがくせのアル嫌味な捜査官を演じていて、二人のキャラクターがきっちりと立っていたことから、作品に芯が生まれたように思います。リュック・ベンソンの演出が冴えた一作でした。

 

11 告発

12 チャイルド44 森に消えた子供たち

13 ザ・ウォーカー

14 ハンターキラー 潜航せよ  

15 パワー・ゲーム

16 ロスト・イン・スペース

17 スレット・レター

18 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 

19 エアフォース・ワン

20  ハリー・ポッターと炎のゴブレット